2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧
ピエール・アンサール(白鳥他訳)『社会学の新生』藤原書店 ロザンヴァロンの講演会で白鳥さんにもらった。教科書ないしは参考書なんかな。おっともとのタイトルはLes sociologies contemporaines.(「現代の社会学(複数)」)で90年の本だ。わりとそれっ…
Toujours 寛容。今日は四人。清原の打率に負けたかも。
神戸の帰りにToiに寄って、No Control Airを見る。かっこいいなあ。intelligentだよなあ。非凡なものを見るのはそれだけで幸せな気分になる。建築をまなんだ二人が作っていて、見るたびに服ってこういうものだったのかと驚く。 *** 「趣味」というのがあ…
やったことの「責任」を負わされて死んだのはだれだ。「彼ら」は死なない。責任をとることもない。イラクの人々に銃を向けられることも、向けることもない。ただきっと、遠くないある日、彼らはすべてを投げ出すだけだろう。そしてすべてを忘れるのだろう。 …
もう酒はほどほどにします。 いい気になってわかい学生さんに説教するのもやめます。
ほんらいの福祉国家は、あれはあれで、案外ロック的なものだともいえる。というのもドイツにおける新歴史学派とか、フランスの場合Fouilleなんかの連帯主義にせよ、基本的には財産(所有)者の範囲をいかに広げるか、逆にいうと、自己の人身や財産の所有者で…
そのかぎりで自分をサヨクだと思っていても、「生命」と書いて「いのち」と読ませるようなひとなどと石原的なものが奇妙に同じボキャブラリーを共有している理由もそこにある。たとえば石原的なものも、水や花の声を聞いたりする人も、文部省的にはどちらも…
政治と宗教の混合権力、すなわち絶対王政の批判は理論的にはロックの夜警国家の路線でやることが一番すっきりする。そのことによって自由の領域を確保すること。ただし、歴史が証明したように、そのことの徹底は社会的にも政治的にも困難であり、社会秩序の…
東京都教育委員会は25日、都立高校の卒業・入学式で「君が代」斉唱時に起立しない生徒がいた学級の担任ら57人について、生徒への指導が不足していたとして厳重注意などの指導をすると発表した ふう。 今年の授業でロックを読むことにしたのは、これがあ…
ところで、これどうなんですか。 http://www.be.asahi.com/20040515/W12/0025.html さいきん売れっ子の経済学系評論家ですが。野村総研の社員でもあるらしい。 けっきょくぼくの意見は http://d.hatena.ne.jp/yeuxqui/20040420 http://d.hatena.ne.jp/yeuxqu…
非常勤教職員の問題は、なかなか難しそう。おそらくこれからますます雇用が非正規化されてゆくなかで、そのことがもたらす問題のとりあえずのとっかかり、ということになるだろう。 そういうこともあるから、がんばって早くカステルの本を出せ!版権とったひ…
越前から連絡 なんと、カステルの本、すでにだれかが版権を押さえているんだそうだ。がっく し。ちゃんとした翻訳をすぐに出せよな、という感じで。 というわけだ。せっかく全訳したのにな。しかし誰だろう。文章が難しいということはないので(読むだけなら…
自治労なかたの説明 ところで自治労のかたの説明としては 1。国立大学の先生は、私立大学の先生がうらやましかった 2。だから独法化をおこなって、自由にアルバイトができるようにしたかった。 3。だから当初はだれも独法化に反対しなかった。 4。なので…
今日、授業にいったらまた学生が二人しかいなかった。そこはかとなく悲しい。京都の某衣笠大学だったら首になってもおかしくない。私立では増えているそうだが、某大では職員が、きっちり登録者数と出席数をきっっちりチェックして、翌年の契約に反映させて…
松田道雄『定本育児の百科』岩波, 6日ぶりにあうと、チビ太は顔がすこし横にふくらんでいた。元気に泣くようにもなった。 会う前に梅田で育児書を探す。いろいろあったけれどこれと言って深い考えもなしに松田道雄のこの本と赤ちゃん&育児雑誌のムック本を…
酒井くん『暴力の哲学』河出 ほんとうは『恐怖の哲学』あるいは『抑圧の哲学』はずだった本。感慨深い。 少し読み始めたが、本人がちらちらして読みにくい。知り合いの本を読むというのはこういう感じなのか。
立身出世のひとがしんどそうなのは、それを実現するための「中身」はなんでもよいということになり、結果として、具体的に手に入るのは意味のないもの、ということになるからだ(おそらく)。手に入れてみたけれど、これは、あれじゃなかった。手に入れるこ…
ちび太のへその緒がとれたらしい。じぶんでも理解に苦しむほどうれしい。 スカタライツのGuns Of Navarone をエンドレスで聴こう。
いっぱんに、本はその価値に比べれば安いと思う。こういうのは個人の金銭感覚だから、一般解はないのだけれど。ところで、 The Making of the English Working Class (Penguin History) by E.P. Thompson, 3060円にたいして、『イングランド労働者階級の形成…
天牛でErnst Cassirer Le probleme Jean-Jacques Rousseau, Hachetteを見つけて買う。Starobinskiの解説がついて680円なり。ほくほく。 あと福田赳夫と西山夘三のメモワール。それぞれ680円
昨日は独法化の勉強会で、上部団体がセットしてくれて東京から自治労の偉い人が講演に来阪。友人たちと、南からえっちらおっちら中心部に向かう。講演者は大学の教員に含むところがあるようで、まあ、それは税金みたいなもんだからいいんだけど(たしかにや…
チビ太は目が覚める直前に両手をぶりぶり振り回している。嫁はあれはきっと、「きりんさん」とたたかっているんだという。「きりんさん」はチビ太にあいさつをしただけなんだけれど、チビ太は「たっ戦わなきゃ」と思って両手をぶんぶん振り回しているんだと…
母子手帳をとりに嫁の実家に。チビ太はあんなに小さかったのか。写真で見ているとどうしても大きさの感覚を忘れてしまう。チビ太を見た瞬間、そのあまりの小ささに柄にもなく動揺する。いとかなし、いや、らうたしか、などと忘れかけていた言葉があたまをめ…
ちび太が生まれて最初の週の授業が終わった。寛容についての授業は月曜だったのでさすがに、ちとしんどかった。基本的にはLockeの解説。寛容とは宗教についての問題であり、具体的にはキリスト教についての問題であって、つまりは国家と呼ばれるようになった…
どうでもいいんだが NTT東日本は12日、インターネットのファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」上に、東京・多摩地区の7カ所の公衆電話の電話番号とその場所の住所が流出していたことを明らかにした。公衆電話の番号がまとまって出回るのは初め…
連休はなかった。予定より3週間も早く生まれてしまったからだ。 連休の最終日とりあえず退院。早産だったからとうぜん未熟児であったが、外側から見える範囲では、母子ともに問題はない。ほっと一息。すでに自分の人生が思い通りにはならなくなったことを実…
買った順にいうと ・嫁の荷物を送りに行ったコンビニで 高橋ヒロシ「WORST(ワースト)」7巻 秋田書店 のりにのっていてすばらしい。バキといいワーストといい、今一番楽しみにしているのがチャンピョン系の漫画だというのは、どういうことだろうか。 嫁に…
出産準備のために嫁を実家に送り届け、しばし滞在。これから久しぶりの独身生活。まえはどうやって生きてたっけ。 ・ テレビで捕虜ふたりの会見を見る。しっかりしているので感心した。妻の実家ではネットをみることもなかったので、精神衛生にはたいへんよ…