今日、授業にいったらまた学生が二人しかいなかった。そこはかとなく悲しい。京都の某衣笠大学だったら首になってもおかしくない。私立では増えているそうだが、某大では職員が、きっちり登録者数と出席数をきっっちりチェックして、翌年の契約に反映させているらしい。二人って! しかも登録者数比でいうと、清原の打率以下。清原同い年。
ロックの寛容書簡を説明して授業がおわるころには5人になっていた。清原には勝った。まだ阪神の勝率よりは低い。
 しかしロックは頭がいい(あたりまえか)。議論の基本的な道具立ては同時代の著作家たちに共有されたものであり、そのかぎりでロックに帰せられるものは少ないだろう。しかし論の進め方は、かなり巧妙であって、気を抜くと彼の議論に運ばれてしまう。思った以上に慎重に論を進める必要がある。なによりも議論の帰結について、ロックはやはり断固としてかつ意識的に、ラディカルなところまで行こうとしているように思う。
次回からいよいよ本格的なmagistratの役割についての議論。緊張する。