2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ロックの

人身personの所有という発想は、やはりこの人は哲学者である前に、医者なのだなあと思う。彼は、そのさい、野山で拾い集めた林檎や捕獲した野生の動物たちを吸収同化する比喩に訴えており、じっさい同時代の仏訳者もそれをおもわず身体の所有corps physique…

哲学、あるいは徳育、あるいは文学について

すべては物語であって、そこで語られていたのは人生の教訓であったのかもしれない。つまり説話である。そしてそれはかつて仏教に由来していたものだが、そこに接ぎ木されるかたちでキリスト教的なものが加えられたのであろう。いずれにせよ宗教的な、と形容…

うわさの

某イベントに参加。メモリースティックと噂される機器を使うアレです。 * 以前は毎年参加していたのだが、職場が合併したせいで去年は参加せず。例の機器を使ってのイベントは今年が初めてだった。 * 始まってしまうと、なんというか開き直ってしまえる体…

明日の

準備をしないといけない。明日でいちおうおしまいなので、けりを付けないといけないのだ。けれど体がしんどくて集中力が戻ってこないので、届いた本をぱらぱら見る。Jonathan LittellのLes bienveillantesはちょっとアレなので、Francois CussetのFrench The…

メモ

うっかり読んでしまったので。 http://blog.tatsuru.com/2007/01/12_0936.php 上の文章で述べられていることが可能となるための条件を真面目に考えてみた。 その場合大学はおおざっぱに言って 1. a. 社会的に高い威信ないし特権 b. 誰からも無視されるゴミの…

そういえば

あんたの言う精神というのは資本のことだろう、とマルクスは言ったのではなかっただろうか。 * 構造という言葉にはどうやら二種類の使い方があって、世代的な刻印のせいか、どうしても構造主義の意味での構造、つまりは形式をついつい想像してしまうのだけ…

年頭の挨拶

リベラリズムを抜いてしまうと、福祉国家は絶対王政になってしまう。絶対王政というと非合理なもののように思うひとも多いだろうが、むしろあれは過剰に合理的だというふうに見るべきだ。だいたい絶対王政のスローガンは中央集権化であり、何のためにそれを…

どうも

クレーム社会だそうだが、それって高齢化が進んでいるから?(雑感)