消費行動でしか示せぬ

どうでもいいんだが

NTT東日本は12日、インターネットのファイル交換ソフトWinnyウィニー)」上に、東京・多摩地区の7カ所の公衆電話の電話番号とその場所の住所が流出していたことを明らかにした。公衆電話の番号がまとまって出回るのは初めて。同社は犯罪や営業妨害にもつながるとして、同日までにそれらの番号を変更した・・・うんぬん

じゃなくて、

公衆電話の電話番号とその場所の住所が流出していたことが、Winnyによる共有の結果、発覚した。うんぬん

と書くべきだな。それに見出しが「公衆電話の番号・住所がウィニー上に流出」って、べつに「ウィニー」に流すために盗んだわけじゃあるまいし。まあ、ゆうても詮無いことだが。
しかしなるほどWinnyによる情報の共有は、こういう意味があるし、それは情報を独占してたやつにとってはたしかに困ったことには違いないわけだ。少なくともいままでは、こっそり利用してるやつはいたわけだから。そういう意味での民主化といえないこともないわけか。
授業でよく、新聞をとったことのないやつはとってもよいが、まじめにとってるやつは、いっぺんやめてみて、必要な時だけ吟味して買え、それと何でもいいからインターネット上に公開されてるから、外国のできればクォリティペイパーの見出しだけでいいから読んだほうがええで、と言ってる。べつに警察のリークと自民党の政治家の使いっ走りと、外報の翻訳(けっこう恣意的かつ、あきらかにバイアスのかかった補足をするんだよな、日本のたぶんデスクで)なら、金だして買わんでも向こうが一生懸命流してくれるし。まあじっさいはなかなか読めんのだが。それでもまあ今回の「自己責任論」でもはっきりしたけれど、日本語だけ見てるとほんとうに閉じてしまう。ネットもあやふやな情報の再生産にすぎないものがほとんどで、そのあやふな情報のもとをたどると、けっきょくはマスメディアだったりするから、あんまりネットサーフしても意味がない(ただしこうした状況そのものには、社会学的な意味はあるだろうが)。ただし例外は趣味の世界とコンピュータの世界で、どちらも書いてる本人が生の現場に接触しているからだろう。