ピエール・アンサール(白鳥他訳)『社会学の新生』藤原書店
ロザンヴァロンの講演会で白鳥さんにもらった。教科書ないしは参考書なんかな。おっともとのタイトルはLes sociologies contemporaines.(「現代の社会学(複数)」)で90年の本だ。わりとそれっぽいなあ。

社会学の新生

社会学の新生

なんか目次だけ見ると、ものすごいピチッと分類してるけどノルマリアンなのかな。まあフランスの社会学の中心に位置する(しよう)っていう野望と自負がないと書かないよな。こういう作法は日本にはあんまりないよな(少なくとも外から見てるかぎりの社会学)。ぴちっと誰か分類してくれないかな。いちおう中心にいる(いたい?)人がやっとかないといけないんだけど、やんないよなあ。なんでだろう。せいぜいアエラムックみたいなんしかないんだよな。へんな思いつきの本書くぐらいならやればいいのに。(そんなんはblogでいいよな。)監訳者やんないのかな。
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ちなみにロザンヴァロンの講演会はたぶんまだ未完成のことをしゃべってて、そのぶん面白かった。その後はひどく錆び付いたフランス語のせいで、ひたすら疲れた。もう駄目だなあ。College de France の裏話は面白かったけど。ジュース飲み放題っていいなあ。
E.P.Thomson, The Making of the English working class, Vintageで
厚ぅ。英語でこんなんはかなわん。本がたまるのでしばらくは買わないようにしよう。
あと宇野ちんへ。mayakovによると宇野ちんの本はわかりやすくて勉強になるなあって。でももうちょっと時間がかかるそうです。本の種類のとしては蛮勇なんだけどね。そうは見えないところが人柄なのか。
あとこの本タネに論文書いた人はちゃんと挙げておこう。