2004-01-01から1年間の記事一覧

なんということだ

日記を書く時間もないとは! なんでだろう。そんなに忙しいはずはないのだけれど、忙しいのかな。わからん。このあいだは、血圧が急に上がったみたいで、顔が赤くなって、めまいがしたから、過労ではないのかと指摘された。授業をしたので興奮しただけだと思…

デリダの授業

デリダの授業は、EHESSの大きな講堂がいつも満杯だったから、少し早めに行かないと座れなくなったりした。その日もいつものように少し早めに行ったら、まだ前の授業が終わっておらず、しょうがないから扉の前で待っていた。ほんらいはもう終わっていいはずの…

今日は誕生日

だから37歳になる。1930年生まれのデリダはぼくの生まれた1967年に37歳だった(生きていれば2041年におれは74歳になって、ちび太は37歳になっているはずなんだな。そうか、もう折り返し地点か)。 この年彼はL'Ecriture et la difference とLa Voix et le ph…

ちゅうことで

10.11は学会。二年ぶりに参加してみる。学会費たまっているので、まとめて徴収されちゃう。ドゥルーズちんにょろ、デリダまんにょろ。

さて授業の準備を

しなければならないのだが、こういう日に限って本が届く。 * Lucette ValensiのFables de la memoire -- La glorieuse bataille des trois rois, Seuil.彼女はどうも地中海沿岸のイスラム圏、つまり北アフリカ(とくにユダヤ系住民)の歴史の専門家らしい。…

自分宛

情けはひとのためならず、なのだろうな。辞書とは別の意味で。 不徳の致すところだよ。反省するように。

情けは

旧聞に属すが、イタリア人二名の人質が解放されたんだな。インターネット放送を見ていたら、おそらくは政府側の代弁者が、右派の支持者に向かってだと思うが、「強硬な手段をとる可能性もあったが、人名を尊重してより安全な手段を選択したのだ」という発言…

出口戦略

ニュース(NHKの外報)を見てた。国連でのブッシュの演説についてのフィガロの論評を紹介して、アメリカはベトナムで行ったように「出口戦略」を模索しているようにみえる、とアナウンサーが言った。出口戦略ってなんだ? ググってみると l ne faut pas non …

あれこれ

大塚英志の『江藤淳と少女フェミニズム的戦後』筑摩学芸(ISBN:4480088768)をトイレでつらつら読む。68年には何の思い入れもないけれど、80年代という記号には、やはりそのなか、なのか傍らなのかを通過してしまったという思いがあるだけに、少なからぬ関心を…

もううんざり。

いや、うんざりすること多いですね。 * まあそういうわけで、あのひととは、学者として、人間としてどうか、ということでこれからはおつきあいしましょう。 * そんなことはともかく、 mayakovの名言 むりやり来たことになりそうだった坂下千理子ブームは、…

やれやれ

採点終了。いつも閉め切り直前。づかれた。 * http://www.3web.ne.jp/~irabuti/ ハバーマスといえば、もうお亡くなりになりましたが、ハバーマスの翻訳者でもあった、さる方(授業も何度か出ましたな)。つぼ八が大好きで、ハバーマス氏が京都にやってくる…

マスメディアという病

つまり、もっとも病んでいるのはメディアのなかにいる(それにかかわりすぎた?かかわっている?)人間なのかもしれない。病んでいる、という表現が適切かどうか自信はないのだが(いや、大学という業界もそれなりにたいしたものですが。まあ天下り先ですか…

あざとすぎ!

WOWWOWをみてたら、うただひかるともうひとり若い女の子(うろ覚えなので忘れた。原田郁子とかそんななまえだったような・・・)のクリップが宣伝で流れる。うただひかるはまあなるほど国内向けなのねーという感じでまあそれはいいわけだが、もうひとりのほ…

購買拒否

ところで腹が立つのはオリックスだ。読売も報知も買わない、買うときにはそのきになればふたつ、みっつと増やしてゆけるが、買わないという行為は一回やったら終わりで、さらにそれ以上増やすことができないが、まあいい。 近鉄も、通勤していればどうしても…

でも、サッカーの譬喩は分かったけど、オウンゴールの快楽ってちょっと分からなかったよ???あれ「弁証法」のこと??? 逆から考えてください。つまりわが日本代表のフォワードたちは、つい先日まで、ほとんど相手チームのディフェンダーと区別がつかなか…

つらつら思うこと

「読む」ということを軽視しないこと。それと「論文」という形式を自明なものとしないこと。 それはあくまで歴史的な形成物であり、意識してであれ、無意識的であれ、そうした形式への抵抗なしには、いっさいの抵抗は抵抗とならない、のではないか(すでに相…

errata

はげしく意味不明。がっくし。ねずみだからしょうがないか。 p.135下, l.1 えて訳すとすれば『国家の例学的出動についての政治的考察』【が】主 は下の通り えて訳すとすれば『国家の例学的出動についての政治的考察』【の】主 とまあ、これはいいけど、その…

アナン発言

さすがにもうブッシュたちのやりかたは困るということか。パウエルの会見と連動しているんだろうか。 いっぽうで「この」アメリカについてゆこうという方針を現在の日本政府はとっている。この路線でやったほうが得だと考えているわけだ。 * (ほんまに得か…

お仕事のうち?

会議にでると、つい発言してしまう。ごめんよみんな、会議を長くして。でも、知事の考えなんて興味ないよ。そんなの本人に聞かなきゃ分かんない。議論しても意味ないよ。崩落の恐れがある場所は指摘したけん。こっちはこっちで生活もあるし、リスク・コント…

memo

Le mot "Europe" m'evoque deux personages de theatre : l'un est feminin, l'autre masculin. Personnage masculin, Europe desire avant tout etre regardee par le public. On peut la critiquer, mais en aucun cas on ne doit dire qu'elle n'existe p…

休日出勤なのであれこれ補足と覚え書き

日本の諸党派でもかつてあったことだと言われているが、いくつかに分立して互いに成果を競う小グループが、グループ間での威信争いで有利な位置を占めるために、互いに競って「人目を引く」成果を獲得しようとしているのならば、それはやはりメディアを意識…

ふーん

へへー。こんなのはっけん。なんか悪口っぽいことも書いてあるなあ。 http://www.eris.ais.ne.jp/~fralippo/module/Authors/index.html (http://www.eris.ais.ne.jp/~fralippo/module/index.html) * あとフランス人とイタリア人の人質事件、というかイラ…

商売道徳

考えることはいいことだ、それが下手な考えでも。 これは信仰なので根拠はない。 * 走ることはいいことだ、たとえ100m20秒かかっても。 ちょっと違うが似ている。 * まあ問題はそれで給料をもらっていいかどうか、ではないのか。諸君。 * しかしあん…

少し反省

いやー馬鹿はいいすぎだった。反省。そんなはずはあるまい。つらつら考えるにやっぱりあれは趣味ではない、とういことなのだ。日食だか月輪だかという小説があったけど(だれだっけまた忘れた)、あれを本屋で立ち読みした時に感じたイライラ感と似た感じな…

教育-優生学は思想としては同じものだと考えたほうがいい。

Nature via nurture には、「身も蓋もない」ところがあるというのは、まあ社会的物質的な平等(機会の平等?)が「ある程度」達成できれば、そこで生まれる差は、生得的なものを基盤にした差、つまり能力の差だろうと、まあ、それは一定の枠組みを仮定すると…

読書

ばかだから器械体操をやってオリンピックに行こうと思っていた。まったくその才能はなかったにもかかわらず、中学の時は心の底から本気でそう思っていた。6時に始まる朝練の前、一時間早く起きて神社の階段を昇り降りしていたほどに馬鹿だった。けれどそこ…

ジェンダー・フリー?

気分転換にネットをうろうろしてたら騎馬戦が問題になってるらしい。おお懐かしい! *** そうだトラックバックというのをしておこう。 http://d.hatena.ne.jp/rna/20040827#p2 *** 男女混合騎馬戦、小学校のときに何回もやった。低学年はあれ危ないか…

Anthony Grafton,The Footnote

ところで、今日はなんか頭がはたらかないから、読書でもしようと思って、積読になってたGraftonのFootnoteをぼちぼち(英語はフランス語以上に語彙がないので、辞書を引き引きになってしまう)読んでいたんだけど、最初のGibbonのところで引っかかってしまっ…

Rainy Days And Monday --- ねずみ王国の再生と復興

id:yeuxqui:20040825のつづき 翌日、さすがに学校には昼過ぎに行くことになってしまった。研究室はあちこちに書類と本が散乱しているので、それぞれもとあった場所に戻す。気になったので3階のアライさんの研究室に行くと物音がしている。ノックをして研究…

ねずみ王国の最後(つづき)

id:yeuxqui:20040823から続く アライさんの研究室の扉をあけるまえから、大量の水が部屋のなかにたまっていることは想像がついていたが、部屋の電気がともると、部屋の奥、排水パイプのある角から、水が滝のように、というか滝そのままに大量に流れ落ちてい…