アナン発言

さすがにもうブッシュたちのやりかたは困るということか。パウエルの会見と連動しているんだろうか。
いっぽうで「この」アメリカについてゆこうという方針を現在の日本政府はとっている。この路線でやったほうが得だと考えているわけだ。

(ほんまに得か?付き合いもしんどいんちゃうん。また金出せっていうし)

イランおよび中東の治安維持をアメリカがいつまでやるのか(やれるのか)。やれないとなったら(やれないとならなくても)、治安維持のための税金を取り立てるんだろうな。さてさて国連ではなく、アメリカが各国から徴税を始めると(事実上はじまっているようにも見える)どうなる?
なんならもうアメリカの大統領選挙に投票させろよ(代表なくして課税なし)。あるいは日本政府が大統領の選挙人になるか。一票はいくらなんでもアレだな。まあ五票くらいはほしいな、せめて。

(なんかあれににてるなあ)

ルイ十四世による度重なる海外遠征をはじめとした巨大事業の結果、財政的に身動きが取れなくなって、新たに行おうとした課税への、des etats(諸身分、諸団体、いまふうに直訳すると諸国家)の抵抗が、フランス革命という結末になった。政治体制の側から見ると、結局王権による中央集権化は最後までうまくゆかなかったともいえる(この辺は議論の分かれるところだろうが)。諸身分・諸団体の勝利がしかしむしろ逆説的にかなり中央集権的な国家制度を一気に整備することになったということはたしかだ。それが先行する現実の追認なのか(下部構造優位論)、あるいは制度には制度の自立した論理がある(上部構造相対的自立性)かどうかはともかく。

(しかしそうなると日本の政府って意味あるんか。ああフランスみたいに、アメリカにちょこ、ちょこっと楯突くというのは、わりにシンボリックには意味あるなあ。トヨタとかアメリカでロビー活動してるっていうし。)

いや、もうそろそろ(近鉄オリックスも合併するし)、アメリカと合併してもいいんじゃないか。小泉でいいんなら、そういうふうにも思う。でもアメリカはいやがるんかな。どうなんだろ。植民地ならいいけど、新たな州(state)になるのは困るとか言い出すかな。

21世紀の革命の新しいモデルは、独立じゃなくて合併かもしれん。

一般市民のレベルではそんなに困らないようにも思う。大学でも、なんか授業は英語でやらんとあかんみたいやし。健康保険とか年金とかどうなるか分からんのやったら、べつにいっしょやんか。

(合併して損する団体と得する団体。現場はまあ関係ないわな。今の方針で行くと。)

なるべく選挙人の数が多くなるように、いまのうちに道州制ひいとくか。

(ああ、でも天皇家の処遇は考えとかなあかんな、いや、むしろ因果を含めて亡命させると、もし合併させたいなら、それがきっかけになるかもしれんなあ。でも普通亡命せんわな。メリットないもんな・・・メリットあるやんか。)

ああ海外渡航を邪魔したのはそういうこともあるか。亡命するかもしれんもんな。したら大変やな。

歴史的に見たら王族の亡命とかざらにあるもんな。その可能性は考えんとあかんよな。うまいことしたら、市民権(というか人権)取り戻せるし。

なんちゅうか、ナショナリズムの再燃を憂う人には申し訳ないんだが、日本という国にはnationalismeなんてなかった、というか、nationという観念がよくわからなかった、いまも分かっていない、というのがねずみの意見だ。それどころか国家主義etatisme、あるいは観念としての国家も、かつてはさすがにそれはあったと思っていたんだけれど、いまは、それすら怪しいと思う。

まあしかしその前に、一応、国家etat/stateと国民nationの区別だけはしておくれ、いっぱい本出している人。混ぜて使ってますよ。それ恥ずかしいです。(使命感も分かりますが、責任もありましょう。)

せめてこれ(ISBN:4309901867)は読んでおいておくれ。読むってのは字面を追うのとは違うよ。

しかし、200年ぐらい生きてると今後どうなるか分かるんだろうが。そのときには惚けてるか。
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しかしそんなことよりおはぎは大丈夫か。