今日は誕生日

だから37歳になる。1930年生まれのデリダはぼくの生まれた1967年に37歳だった(生きていれば2041年におれは74歳になって、ちび太は37歳になっているはずなんだな。そうか、もう折り返し地点か)。
この年彼はL'Ecriture et la difference とLa Voix et le phenomene, De la grammatologieを出版したらしい。何ともはや!
言葉を交わすことはなかったけれど、フランスに行って授業に出たおかげで無縁なものだと思っていた彼の考えと交差することができた。小さな書き物だが、そのなかですこしだけ彼に触れることもできた。少し暇になったら(暇になるのだろうか?)、ぼちぼち、これらの書物も読んでみよう。
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動物については、週末の学会(早稲田:高田馬場にははじめて行った)でデリダの下で勉強した人に聞いたら、l'animal autobiographiqueに少しあるとのこと。とりあえず注文してみる。
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これからゼミ。RosanvallonのLa nouvelle question socialeの英訳を読ませてみる。無謀かもしれないが、まあ駄目もとだ。フランス語はそんなに難しくないのだが、英語といえどやはり翻訳は、どうしてもごたごたしてしまう。前に神戸で非常勤をしたときに、カステルのLes metamorphoses de la question socialeの英訳(From Manual Workers to Wage Laborers: Transformation of the Social Question)を読ませたのだけれど、英訳のほうが訳しにくくてめんどくさかった覚えがある。
ロザンヴァロンはこんな本
The New Social Question: Rethinking the Welfare State (New French Thought)
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ゼミが終わるとデモに引率。花柄のリバティプリントのスーチヤンコルで参加。(すごく似合っているわけではないけれど、服はとってもかっこいいぞ>きしくん)