でも、サッカーの譬喩は分かったけど、オウンゴールの快楽ってちょっと分からなかったよ???あれ「弁証法」のこと???

逆から考えてください。つまりわが日本代表のフォワードたちは、つい先日まで、ほとんど相手チームのディフェンダーと区別がつかなかったのですよ! センタリングをクリアーすることがフォワードの仕事だと勘違いしていたとしか思えなかったですよ! しょうがないので勤勉なボランチが代わりにゴールしていたんですよ! だからそういう役割の取り違えはあるんです! それにいまでもゴールするのはむしろディフェンダーの中沢じゃないですか。そのうち彼も勘違いし始めますよ!
ジョホールバルの岡野なんて、自分をディフェンダーだと思っていたと考えなければ理解できません。(なんと見事なクリアー!)そして最後のゴールデン・ゴールは、ディフェンダーだと思っていたフォワードの岡野が、あんまり暑いので、混乱してクリアーに失敗したんです。つまりその瞬間にフォワードだって二重に誤解してたんです。それで間違えたまましかし、傍目には正解に達して、歓喜のあまり走り回ったと。サッカーってそれぐらい複雑な弁証法劇なんです(つねに間違えているという意味では、否定弁証法かもしれませんが)。

(そうか否定弁証法というのは間違えてばかりで正解に達しない弁証法なんだな。今日の発見。)

そういえば、わが愛すべき日本の「前衛」たちもずっと・・・。(これはウソだと日記には・・・)