告知もあったり。

韓国の同世代、なんとかかんとか世代っていうんだよな。60年代に生まれて、いま30代でなんとかとか。
天安門事件をテレビで見ていた時、昔の運動経験者が最初にいったことは、これトイレどうしてるんだろう、だった。これ人、うまく流れてるなあー、かなりきっちり計画して相当人員を動員してるなーとか、かなり組織力あるなーとか。テレビでは自然発生的な運動ということになっていたけれど、そんなことあるはずがないよと一蹴していた。まあ言われてみればその通りで、首謀者の多くをあの状況できっちり亡命させていたのだから、結構な組織力だし、言われているように政府の一部も噛んでいたのかもしれない。
運動の経験というのはけっこう馬鹿にできないところがあって、運動の周辺でちょろちょろして、おれは機動隊に石をなげたよ!、なんて自慢するおっさんなんかに会う経験も多いのだが、本当にディープな経験をした人はそういう勇ましいことは言わない。
これから国会に突入しようと言う時に、これから国会に突入するが、何が起こるか分からない。何かが起こった場合、俺はあんたを助けようと思っても助けられないかもしれない、それでもいいと言うなら一緒に来てくれ。ここでやめてもらっても全然かまわないと、一人一人に意思確認をとっていった時(何人かは突入をやめたらしい)には、それこそ自己責任でやってくれとは言ったものの、実際は、担えないかもしれない責任の重さで潰れそうだった、とか。(実際に死者も出ているし。)
すぐに足抜けできるようなところでかかわっていない人は、よくも悪くも現実との接点と持たざるを得ない。それが悪い方に出ると、いわゆる労組的体質、というやつになるのかもしれないが、それだって一義的に悪いというわけではない(ヒラキナオラナケレバ)。みんながみんな革命の前衛になれるわけもないしな。
どうも韓国のその世代は、世代として丸ごと運動に関わり、かつ、現在においても様々なポジション(労組専従から政府内官僚、政治家まで)でそれを継続し続けているようだ。日本の団塊の世代は駄目になっていったわけだが、韓国はこれからどうなってゆくんだろう、という(同世代的な)興味はある。
というわけで。そういうことと直接に関係するわけではないのだが、

2004年度 第2回コロキウム
「韓国における高学歴女性の就業問題の構造的要因とその是正策」
日時 2004年7月22日(木) 10:30〜14:30(12:00〜1:00は休憩)
場所 大阪女子大学女性学研究センター
講師 春木育美さん(東京都立大学立教大学講師)

 近年の韓国における女性政策の目覚ましい進展は、ジェンダー平等教育においても
顕著です。一例をあげるなら、OECDインディケータ『図表でみる教育』(2003)
によれば、高等教育機関における女性教員の比率は、日本の14.1%に対して韓国は
25.3%と、大きくリードしております。
 今回は昨年に引き続き、韓国社会とジェンダーを研究されている、春木育美さんを
お招きして、日本と比較しながら、近年韓国で急速に整備された女性労働政策の効果
と問題点を、とくに高学歴女性の就業拡大を阻む構造的要因に焦点をあててお話いた
だきます。韓国でも急激に進んでいる晩婚化、少子化問題との関連についてもお話い
ただく予定です。
 皆様のご参加をお待ちしております。
なお、昼食をとれる場所が限られておりますので、なるべくご持参くださいますよう
お願いいたします。
問い合わせ先

興味があれば、なんか問い合わせてみればいいのでは。ええと飛び入りも大丈夫みたいだけれど、人数がわかった方が主催者的にはいろいろ都合がいいので、連絡をとると助かるようだ。