きしくんとの会話

土曜日、福祉国家のもたらす拘束をどう考えるかについて、きしくんと話す。そこで言ったことは福祉国家の避けがたい付録として不自由であったのだが、そのかぎりでそれはネオリベとどう違うのか、という話だった。つまりそういうふうに考えることは、ある意味でネオリベによる福祉国家批判とどこが違うのか、との問いに、それはある意味では、一致すると答えたんだけど、しかしもう少し補足。ネオリベ的状況にもかかわらず、さらに不自由が増大している(その意味では福祉国家的状況が拡大している、ポリス的福祉国家に回帰している)のはなぜか、という問題をたてた方がよい。ネオリベ福祉国家の再編成でもある、というふうに見た方がよいのではないか、ということ。