届いた

Robert Castel, L'insecurite sociale, Seuil
まあうしろが訳したというので、チェックをすることに。カステルはこういう薄い本を最近続けて出していて、おそらくは出版業界、といういか編集者たちの現状をふまえた仕掛けというか介入のようなものなんだろう(日仏出版人会議でも今はBoltansikiだ!とばかりに押しまくっていた。日本側は誰それ?って感じで、discommunication。一方でなにをやってるかと思えば、アガンベンのような中途半端な山師みたいなのをありがたがったり。馬鹿か。ああいう辛気くさいのがいいなら、いいじゃんべつにレヴィナスで。しかし(みんなある種政治的に黙っているけど)デリダが普段どれほどアガンベンを馬鹿にして否定しまくっているか「紹介」するとどうせ手のひら返すのだろうが。)。どうも日本の業界の人はそういう意識(というか現状分析というべきかな)を欠いているように思う。ニューアカ文化の悪しき遺産。そんなむちゃくちゃブリリアントである必要などないのだから、普通の問題意識にもとづいた最低の「意図」さえあればよいのに。
Marc Fumaroli, La querelle des Anciens et des Modernes, Folio Gallimard
Carl Schmitt, Parlementarisme et democratie, Seuil
パスキーノの序文がついてる
Pierre Hadot, Le voile d'Isis, Gallimard,2004
ぱらっと見たが、やばい、かなりやばい
Francois Bluche, Les magistrats du Parlement de Paris au XVIIIe siecle, Economica
エコノミカの本は高い。
Les Stoiciens, Gallimard
W.G. Sebald, Vertiges, Actes Sud.
すごく楽しみ