SOPの熱は引いたようだ。

年明けの風邪はそのあと喉が腫れて、ごろごろ音がするようになったが、今回喉は多少赤くなっていたようだけれど、それ以上は悪化せず、昨日あたりはおそらくはほぼ完全に元に戻ったようだった。雨が降っていたので一日中家の中でそれはそれで大変だったが。

今朝は朝ご飯の用意をしているあいだ、テレビを見せていたら、突然に泣き出した。テレビを見ると狂言師のなんとかが出ていて、なんとなく勘違いした演出過多の画面になっていたから、それがどうも怖かったようだ。(この番組はなんというかある世代の恥部を見せつけられているようで非常につらい。)mayakovに聞いたら、ああそうだ野村萬斎だった、最近は野村萬斎が出てくると怖がるらしい。以前はそういうことはなかったので、よしよしとだっこしてあげながら、しらんうちに大きくなるなあ、とすこしだけ感慨深い。

構造がヤワだとデコレーションしても駄目なんだろうな。

建築家と学者の対談集を読む。だめだ参考にならん。大丈夫か。佐藤優のロシアの崩壊についての本。実務家があるところであえて判断停止して、見てみないふりをすることの重要性については、頷くところ多し。臨床心理の人がおなじことを言っていた。その辺が研究と臨床ないしは実践のキワなのだろう。寸止め理論。それにしても中央アジアの情勢は複雑怪奇でよくわからん。大塚英志の本。着実な進展。入江昭の本(自伝もの)。やはり歴史家には(学者には?)なれないことを再確認。あとトリヴィアとしては、(パスカルの)前田陽一って前田多聞の息子だったの、とか。「貧乏」話がなかなか脱力笑いできる。まああの時代のハーバードですからね。人間関係とかお金の出所とか、別世界の話だけれどまあ興味深くないわけではない(EHESSもいろいろ言われていたようだが)。まあそれはそれとして、なんかよく考えていろいろやっていたのだろうなあ。厳然として存在するエリートの世界ですね。さすがに今では少し変わりつつあるのだろうか。

とまあ雨が降ったせいでぼんやりとした頭痛を感じながらSOPと遊びつつひさしぶりに本を飛ばし読む。