けっきょく

土・日は寝てすごす。熱があったみたいで、mayakovは一人でてんてこ舞い。ちび太は土曜はすごくしんどそうだったが、今日あたりすこしましになったようにみえるが、下痢がひどくておしりがすごいムレていて痛々しい。
夜に起きる回数が増え、mayakovはどうしても睡眠不足になる。いや人間ひとりを大きくするのはほんとうに大変だ。
ぼくもすこし考えを変えないといけない。もう無理はできないのだなあ。負担を増やしてすまん。

ほとんどベッドのなかにいたのだが、目がさめているときは、mayakovのヘルプにちび太をスリングに入れて歩く。スリングのなかにいるとなぜかおとなしく、わりあいよく寝てくれる。スリングは両手が空くので、ついつい二宮金次郎式に本を読んでしまう。さすがに授業の準備はできないので、こういう時はやや気楽な本を読むチャンス。
赤川学子どもが減って何が悪いか! (ちくま新書)』と計見一雄『統合失調症あるいは精神分裂病 精神病学の虚実 (講談社選書メチエ)』。とくに後者は期待せずに買ったのだが、これはひさしぶりに面白かった。7300件の救急入院患者というのだから、すごい臨床経験である。内容はしかし理論的、健全な理論性。理屈(というか記号ないしはキャッチ・フレーズというべきだろうが)を盲信せずに、理解できることをきっちりと自分のものにする態度はすばらしい。(というか人文系は「理論」というものをなんか間違えているんじゃないか、と思うことが多い。)
ただオビの推薦文が養老たけしなので、一瞬躊躇し買うのをやめてしまいそうになった。ばかのなんとか、とかああいう本とは購買層が違うんじゃないだろうかとも思うが、まあさすがに100万単位で売れたわけだから、まあそれで買う人もいるのかな。1000人に一人でも1000人だもんな。
前者は前半の批判の部分は面白かった。学生押し付け本には格好のものかも。しかし(特に)後半どうも人間はいても男女はいないという感じがするので、風邪が治ってから要検討。

せきが止まらない。もっとゆっくり紹介したい本なのだけれど、今日は早く寝るなり。