Paint your face Red

選挙だ。しょうがない。顔を赤く塗って行ってくるか。若干心配なのはあれだな。
参院で自民が負けると、青木がいよいよパーになって、小泉が一人勝ちになること。いずれ収拾がつかなくなって、政権を放り投げるにせよ(これは100%確実)、いま以上のむちゃくちゃをしないか心配だよ。
こういうことは心配しなくていいのか? 小泉はたぶん欲望だけがあって、あまり賢明な人間ではないうえに、社会を舐めきっているから、どのような審判が下ろうと、カエルのつらになんとやらで、相変わらずの政治、思い込みによる政治と、彼にとって複雑なことの丸投げ、を続けるんじゃないだろうか。続けてもいいが、その場合、役所の間でちゃんと連絡がとれてないと、合成の誤謬で、まるで国家の利害に反する決定を各省庁が勝手にとり続けることになるんじゃないのか。それとも、いままでも多かれ少なかれそうだったんだから、大丈夫なのか。ともかく、
ええとそういうことは心配しなくていいのだろうか。つまり中途半端な結果では今回の選挙は何の意味ももたないということを。それとも、おれの推論がおかしいのか。
法治国家Etat de droitという観念を日本人は理解できてなかったということがますますはっきりしつつあるので、恐怖はますます実感を伴ったものになりつつある。multitudesはコントロールできないからな。どうなっても知らんぞ。この国では政治家も役人も記者もみんなジャコバンで、ブレーキがどこにもない状態なんだから。ド・メーストルやバークを読んでおいてほしいんだが、名前も知らないだろうなあ。
明日は最後の「寛容論」。Kantorowiczで終わってしまいそう。Shakespeareとか、色気を見せるのは無理だな。