大筋では

マンパワー・ポリシーをやるしかないだろうと思いますが、あくまでそれは「こっち」の理屈というか利害でやっているものであることを認識してもらって悪党面をしていただかないと困る。善人面して、「あっち」のためにやってあげているのだ、という態度は勘弁。「政策」として語るならですよ。

松田道雄の『幸運な医者』を読む。古本屋で100円だった。ささくれだった気分が落ち着く。あれこれ宣伝くさいところがないのがいい。衛星放送をビデオに取って、映画を見る話がいい。ただそれだけのことを書いているだけだが。

幸運な医者

幸運な医者


いまや老いは商売であり、出版界も例外ではない。同じ出版社から講座となってシリーズすら出てている。世知辛くもあり、難儀でもある。

「なんぎやなあ」という関西弁の松田道雄による標準語訳は「いたましいことではあるが救済の方法がない」だ。宣伝くさくはないが、とげがある。その反対よりはいい。