南大阪着

今回は接続が非常にうまくいったので二時に出て七時前に家に到着。グァムのほうが近いんだよな。行ったことはないけど、テレビのコマーシャルでそういっていた。

一体何の法事かあまり知らずに田舎に帰った。ひいじいさんの二十何回忌を二つまとめて一度にやるのと、ひいばあさんの十何回忌をやっぱり二回分を一回でやるという簡略なんだか、簡略じゃないんだかよくわからない法事。卒塔婆というか戒名を書いた細長い木の板を合計四本「おっさん(坊さんのこと)」から受け取る。SOPは最初お寺を怖がっていたが、じょじょに慣れてきた。男女別に7,8メートルほど間隔を開けて向き合って座ってお経を聞いているのだが、途中、mayakovとじいさんのあいだをぱたぱた小走りで行ったり来たりしていた。躾がなっていないと思わないでもないが、おれの横でじいさんがこっちに来い来いと手招きをしていたわけだから、怒るも何もあったもんじゃない。
いや、今回は身内だけでやって人が少なかったからいいが、そもそもこの港町では法事のさいに大人たちが私語をしてあまりにうるさいので、「おっさん」に注意されるという話もよく聞く。よく聞くというか、怒られた話を自慢げに話すのを聞いた。教室崩壊のようなものだ。

法事は三十分弱で終わる。もちろん次の、何だろう、客とはいわないな、家族が待っていた。山の中腹にある墓地にその四本の木の板を持ってゆく。