若いやつが、流行というか時流に乗るのは仕方がないところがって、そういう勢いなしに何かをなすのは難しいだろうなと思う(たとえそれが反動的であっても。)そうしてそれが手がかりになって、具体的な行動へのステップになるのだろう。逆にいい年をしたおっさんが時流に乗って喜んでいるのはちょっとどうかと思うぞ。いや選挙の結果だけどな。ようするにそれっていままで具体的な仕事をちゃんとしてきてないってことじゃないのか。

まあルサンチマンは溜めてはいけないということだな。難しいのだろうな。けっこう功なり名を遂げても(いや功成り名を遂げたばかりに?)若いときにため込んだ恨み辛みは解消できないおっさんはけっこう多い。そうしたものが執筆のエネルギーになっているのかもしれないが、結局それで素直な筋で思考ができなくなってしまう。素人相手ならまだしも、さすがに苦いものが残る。何かをしくじったら、ひょっとしていつか自分もそうなるんだろうか、という苦さだ。