授業は

Kantの Observation Sur le sentiment du beau et du sublimeの前半(というかそこまでしかできなかったのだが)を解説。一回で終わらせたかったが、残念ながら予習が行き届かずにそこまでで終わり。このテクストの中でカントが主張しているのは、ある種の心的な諸傾向のダイナミックなアンサンブルが人間(一般の)性格のパラダイムを形成するのだということをいうだけで終わってしまい、だから何だ、というような突っ込んだ話ができなかった。
すまん。
さっさと「人間学」に移ればよいようなものだが、ついやることにしてしまったので、慌ててつじつまをあわせるはめに。素で読んでるので、さすがに画期的に面白いことが言えない。

1回生ゼミは「ファスト風土化する日本」、やつら真剣にやらせると、案外とちゃんと読んでくるので、別に何にも注入していないのに、突っ込みの甘いところ(犯罪強調しすぎ、なんでジャスコやねん、いきなりコーポラティヴ住宅で日曜市かい、など)はちゃんと気がつく。ちょっと感心。こちらも虚心坦懐に臨むべし。ただまあ統計の見方とかはやはり身に付いていないので、変だなと思いつつも、どこが変かちゃんと指摘できない。まあそれはそうか。

終わって組合絡みの打ち合わせ(明日ちょっとした交渉あり)。
激しく疲れてしまうよ。金・土・日と使い物にならなかったので、予定は狂いまくり。が、ここから行事が詰まっているので、ちょっとだけでも予習しとかないとまたあとがつらいので、申し訳程度にやりますよ。