ひらがなが

読めるようになった。ふたりで歩いていて、大きな看板があると、声に出して読んだりする。このあいだ歩いていたら、とつぜん、「ぶ・つ・だ・ん」と叫んだので、思わず笑ってしまった。そのときまで、そんなところに仏具屋があるなんて、気づきもしなかった。
けれど「は」と「ほ」はときどき間違えている。