ささいなこと

でmayakovとけんかしていたら、SOPが、ううううう、となって無言でぼくに突進してきて、アッチいけ!とばかりに部屋の外に追い出した。ちょっと感動した。
大きくなったなあ。大きくなったのだなあ。これからどんどん大きくなるのだなあ。いや大きくなってほしいなあ。おれはもういつ死んでもいいけれど、SOPはすくなくとも今のおれの年までは大きくなってほしいなあ。

そのあと一緒に部屋の掃除をして、公園でサッカーをして、三人で買い物に行った。多少いつもよりも多目に甘いものを食べて、三人で夕飯を食ったら、食っている途中でSOPは寝てしまった。家に帰ったら目を覚ましたので、ふたりでちょっとだけテレビを見て、風呂に入った。風呂でSOPのおなかがキュルキュルと鳴ったので、おなかはいうことを聞かないねえ、と言ったら。そうだねえと分かったようなことを言った。おなかがウーピーポーって鳴ったらどうしようと言ったら、よほど可笑しかったのか、けらけら笑って、おなかがウーピーポーって鳴ったら、みんな、びっくりする、ねーと答えて、またひとしきり笑った。