ごめんなさい

おもしろさがわかりませんでした。

Figaro No326別冊付録より

「これこれ面白いよー、高い服ばかり出てきて最初はムカツイタけどとちゅうでおもろなったわ」
「ほう。」編集者のひとがコーディネート帳を大公開している。コーディネート帳というものがあるのは知らなかったが、要は服やアクセサリーの組み合わせを書いたノートだ。
「たとえばこの『コンビネゾンが主役のいまどきパリジェンヌ』!」
「へえ」
「『手持ちのワードローブに何かと合うのが、モスライトのコンビネゾン』」
「?」
「これこれ」
「ああ」
「『たとえばサンローランのヴィクトリアン風ブラウスをインに着て、コンビネゾンの上から、エディットフォー ルルオリジナル(ママ)のロングカーディガン。』」
「?」
「『サンローランのベルトはカーディガンの上から巻いて差し色に』そうかー上に巻くのかー、なーるほどっ」
(そうか、ここはなるほどなのか)
「『ズフィ・アレクサンダーのバッグは、チャームで自分なりの遊び心が表現できる点と、まだ他人とバッティングなし、というのがポイントです。』」
(だめだ言語の意味はわかるが全部足したらどうなるのかぜんぜんイメージできない。)
「『ファッショニスタの聖地、バレンシアガ・パリ本店で購入した思い出の品、スクエアトウパンプスでクチュール感を添えて』。そりゃクチュール感もでるわなあ。」
(そうか、そういうものなのか。ファッショニスタっていうのか。)

どの世界も極めようとすると険しい道なのだなあということを垣間見た。