金曜は

お休みにした。久しぶりの休日。mayakovは一日羽を伸ばすことに。というわけで一日SOPと過ごす。mayakovが出て行った後、案の定しばしフンガー。お昼に生協の配達を受け取ると気が紛れたか、あとは割合ご機嫌に。mayakovがカボチャのソースを作ってくれていたので、ニョッキを茹でるとハイお昼ご飯のできあがり。SOP途中でなんども手を合わせて「いただきます」を繰り返す。さてこれからどうしようかと考える。連休明けに読む分のテクスト(トクヴィル英訳)を学生用にコピーしたまま、研究室に入れっぱなしにしていたことに気がつく。ほぼ毎日朝から晩まで研究室にいるから、ついついうっかりしていた。とりあえず廊下に出しておかねば学生が取りに来ても入手できない(職場が二カ所に分散してるからね)。というわけでSOPを連れて大学に。
連休前なのでなんとなく静かな空気。事務方に見つかり、SOPを連れて事務室に。わらわら人が寄ってきて、似てなくてかわいいとか定番のつっこみ。研究棟に連れて行ってSOPの声が廊下に響くと案の定、何人か出てくる。学生も寄ってきて、かまっていいかというのでここぞとばかりに押しつける。おおこれは楽ちん。たびたびやろうか。SOP階段を意味もなく登り下る。nymarもやってきてボールをくれる。SOPそれを階段の上から投げて学生が右往左往するのを楽しんでいる様子。学生はすでに閉口気味。しかしこれはよいなあ。仕事もできるぞ。
nymarによるとどうやらシラバスに必要以上のことを書いてはいけないというお達しがくるらしい。これはもう王様のことだと思ったわとは、彼の弁。ははあ。たしかにいらんことをたくさん書いたような気もするなあ。ただしmackeyによるとそれはぼくのとは別の件であるとのこと。ほっとしたようながっかりしたような。
テクストの現物が届いたようだ。コピーする必要はなかったなあ。ふたたび事務棟に取りに向かう。ついでに誰かにSOPを押しつけて、予算執行の入力なども同じ調子でやってしまおう。端末部屋に向かうと珍しく教員が何人か。SOPを連れて入ろうとすると女性教員にじろりと睨まれ冷ややかな空気。SOP泣き出し慌てて退散。へいへい職場は神聖です。
眠そうな気配がしてきたので抱っこしてうろうろ、そのうち寝入る。研究室に戻りソファに寝かせる。届いた本を取りに三度事務棟へ、ついでに抜き刷りを某氏に渡す。ありがたくも読みたいと言ってくれてたので、忘れぬうちに。社交辞令であったとしても、なぜか研究者に言われるよりもうれしい。
すると、ぷすぷす燻っていたので焚きつけたらほんとうに火のついた学生たちが、合併に伴う不都合の改善のための要求書を手渡しに来ていた。感心、感心、社会勉強、社会勉強。楽しそうなのがよかった。
研究室に戻るとnymarが一服しにやってくる。コーヒーを飲み、少し内緒の話をしているうちにSOPが目を覚ます。ちょうどmayakovから電話。家の鍵を忘れて出たらしい。見知らぬ空気に泣き出したSOPをなだめながら家に向かう。
HAREMで落ち合うと、何度目かの改装でカウンター席ができていた。帽子とマフラーが一点づつ売れたようだ。誰が買ってくれたのだろう。せっかくだからエスプレッソを頼もう。座りますかと大将が言うので、いやもう立ったままでと答えながら、ああパリのカフェみたいだなあと思うと、ついついビールがあるといいのにと口に出してしまう。上の事務所にあるかもと言って戻ってきたら両手に赤い発泡酒
ちょうど産婦人科の話になって、全国ネットに流れた田舎の話や、この間たまたま論文で読んだラマーズ法についてのうんちくで盛り上がりながら、閉店時間を20分ぐらい回ったところで家に帰る。ラマーズ法って、もともとはソ連で行われていて、フランス共産党関係のひとだったラマーズさんが持って帰ってきたもののはず。資本主義的イデオロギーに毒されているから痛いのであって、洗脳が解けると、あら不思議、痛みもきれいさっぱりなくなるという理屈のようだ。乱暴に言うと。その論文はコピー取ったけれどどこかにいってしまった。卒論ネタとしては面白いと思う。

なんだか久しぶりの休日。また明日からがんばれる。と、日記に書いておいた。連休のあいだに授業の準備をためておかないと。