今日も

また学校で授業の準備とお仕事の準備。お仕事というか、組合絡みなので金にならないのがつらい。せっせと書類書きにいそしめるAさんがうらやましくもあるが、まあもともと時間があったとしても書いたかどうかはあやしい。科研の書類を書いて応募しないと業績評価としてマイナスになるとか馬鹿なこと言う奴がいたから、つい一瞬だけ煽られただけのことなのだから。恥ずかしい。
あたりまえのことだが理系のひとだから合理的だということはなく、理系が中心となって提案されている業績評価システムなるものを見ると、たとえば論文一本で1点とか、本を書くと何点だとか、学科主任をやると3点とか、そんな馬鹿げた発想が基本になっている(もちろん予算が無限にあるならべつにこの発想は間違ってはいないし、いずれ均衡点に落ち着くだろう。いずれね。)。ちなみに漏れ伝え聞くところでは、科研応募一件につき0.5点などとなっているそうだが、この場合、科研に当たると、その間は他のプロジェクトに応募できないので、実は科研に落ち続け、毎年無駄に応募し続けたたほうがトータルとしては、得点が高い、ということになっていたりもするらしい。

合併や独法化で問題になっているのは、こうしたくだらないことで、こんなことにもいちいち(組合として)対応しないといけないのがめんどくさい。去年も業績評価として管理職になると業績評価が高くなるなどという評価項目があったので、あんた管理職手当はいらんのか?と聞いたら、不思議そうな顔をしていた。在職期間も職階も無視して出てきた得点だけで給料を決めるのなら、その提案をのんでもいいといったらやっと分かったような顔をしていたが、自分たちがこんなに働いているんだから、評価されて当然だという非論理的な感情を抑えきらないようだった。まあ管理職の意味がわかっとらんわけだが、独法化になったら、もうすこしマシになることを期待する。(もちろん完全年俸制にすれば問題解決だが、そこまでやる勇気があるんか?勇気があるとしてノウハウとコストはどうする?)

まあ気持ちはわかるんだが、それとて全員が被害者意識をもたされているというだけのことで、状況をもう少し客観的に見てほしい。

しかし噂によると学長ともなるとover2000万の年収らしいが(over 2500という説もある。あんまりなので確かめてない)、その程度の仕事振りでオーケーだというのは、生まれた時期が良かったのだなとうらやましい。

イラクで攫われた青年のことが気になるので、インターネットを見ると、最悪の結果となった可能性が強い。彼はどういう人間で、なぜイラクに行ったのだろう。いま出ている報道からは軽々には判断できない。少し待とう。もう手遅れである可能性は高い。ならば、軽率な報道に基づいて何かを言わねばならん必然性はない。それにどうせ思考はいつも遅れてやってくるしかない。
あと知恵でも知恵ならばまだましだ。