SOPを
寝かしつけたあと、ちょっとした雑誌や雑本が読みたくなって、閉店30分前の南大阪巨大ショッピングセンターへ。本好きからすると情けなくて涙の出そうな郊外店だが、しかし他に選択肢はない。(ああ、パリはいろいろ特徴のある本屋が多くてよかったなあ。)自転車で10分。本屋で10分。スタバで10分という計画。本屋でお目当ての新書が見つからず、うろうろしているうちに講談社学術文庫で伊東俊太郎の『十二世紀ルネサンス』が再刊されているのに目がとまる。
もとは岩波のセミナーブックスで出ていたものだが、下らぬ、しかも同じように(失礼!)売れなさそうな本は復刊するくせに、世界基準で見ても、どこに出しても恥ずかしくない(と素人なりに推測するのだが)この入門書を切ってしまうとは、著者がみずからそうしたのでなければ節穴にもほどがあると憤慨していたのだ。いやちゃんと売れる本を売っているならば、仕方ないとあきらめもつくのだが。
とりあえず復刊されて良かった。「世界史」がどうのと、マスコミは今度は「いじめ」とこの話題のようだが、高校生はみな読むとよい。講義録であるし、非常に読みやすい。最近は通史というのが書きにくくなった代わりに、新書ブームのおかげで、受験的にはやや細かいトピックだが、しかし読みやすいものが増えていて、その点ではいまの受験生が少しうらやましい。
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そうだよ。パンがなければケーキ食えばいいのに。
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それはそうと、マスコミのみなさんは、医療「過誤」問題はもういいのだろうか。(このかん彼らが騒ぐことで、なにかひとつでもいいことはあったのだろうか。)
- 作者: 伊東俊太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/09/08
- メディア: 文庫
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ただmayakovにさきに読まれてもいいように自分用にも雑本を買ったのだが、「雑」本というのも失礼なのでなにを買ったかはナイショ。