やれやれ

採点のチェック終了。あとは微調整のみ。嫌なことは明日に回そう。

こういうことをしていると、むかし大学のドイツ語中級を59点で落とされて、すげームカツイタことを思い出す。それであんまりにも腹が立ったので、フランス語に第二外国語を変えたのだった。ちなみにもうドイツ語は数字ぐらいしか読めない。

語学が苦手で、初級は再履修コースというのでようやく通ったものだが、そのあげくに中級がこういう仕打ちだったのでショックも大きかった。当時は通年方式だったから、もう一年やり直しなのだ。いかにも楽そうな「笛吹男の伝説」の授業を取ったのに、夏休みのあいだに担当教官が在外研究に出て行ってしまって、代わりに来た教師がこともあろうにシュニッツラーなど読ませるのに閉口し、さぼり気味になった結果ではあったのだが。

代わりに取ったフランス語はフランス人教師が、お気に入りの仏文の学生と前のほうでお話ししているのを週に二時間うしろでぼんやり聞いておくというすばらしい授業だった。なんとなくイケスカンような気もしながら、窓の外を眺めていたのを思い出す。