なかば

絶望的な気分で『国家と革命』を読む。(ベルに教えられて)

郵便制度のように、すべての官公吏はもちろんのこと、技術者・監督・簿記係がみな武装したプロレタリアートの統制と指導のもとに、『労働者の賃金』と同じ賃金を受けとるようなしくみに、国民経済全体を組織すること、これがわれわれの当面の目標である

資本主義文化は大規模生産、工場、鉄道、郵便、電話などを作り出した。これをもとに、「古い国家権力」の大部分の仕事を非常に単純化してしまい、記録・整理・点検といったきわめて単純な作業に変えることができるので、それらの機能は事実上読み書きのできる人すべての手の届く範囲内のものとなり、「労働者並みの賃金」で、それらの仕事を遂行することが可能であろう。こうした事情のもとに、特権のいっさいの名残り、いっさいの体面上の「お役人風の威厳」をこれらの仕事から取り去ることができるし、また取り去らねばならない

だそうだ。いや、それともレーニンは正しかったのだろうか。裏切られた革命はこんどこそは、・・・。