4時に

起きて観戦。中田を見る。やはり疲れているようにみえた。後半はバテているのがはっきりわかった。それでも走っていた。あまり好きではないタマダが点を入れた。前半は機能していたように見えたが、後半は下がってきてパスの出し手になっていた。巻は空中戦で意外と競り勝っていた。

後半は全員の運動量ががくんと落ちた。GKの足技も重要だということもよくわかった。ジダとはその点で差があった。ディフェンスは下がったまま上がれなくなった。しゅんすけは明らかに動きがおかしかった。こういうときの癖で下がってボールを受けてチャレンジしなくなっていた。イナモトはよかった。二点目を取られても下を向いていなかった。アレックスもファイトしていた。イナモト・中田・アレ。4年前の生き残りだ。イナモトはしばし踏ん張ってこの代表チームを支えないといけないだろう。カジもよく動いていた。小野をベンチに追いやったオガサワラは、途中から消えてしまった。ナカタコが交代でボランチに入って、中田ヒデが上がったが、もう切れのある動きはできなかった。ボールを取っても前線で落ち着くところがなくなってしまった。ひとりひとりがバラバラに対応するしかなくなっていた。

あとは中田が前傾して無理矢理に走っているのを見ていた。誰にも真似のできないあのすばらしいボディ・バランスはもう見る影もなかった。アトランタの予選で彼を見てから10年以上がすぎたのだ。こっちもそろそろ潮時かもしれない。

あと、川淵には誰かが引導を渡さねばならないだろうが、サッカー業界の人にそういうひとはいるのだろうか。