いろいろ

あって、4月になったら公務員ではなくなった。これはめでたいことであると思う。公務員でないとはいっても、学校関係者は多かれ少なかれ税金で食ってるんじゃないの、という向きもあろうが、そういうことを言うと学校関係者以外にも実質税金で食ってる商売人は多いので、まああんまり細かいことは言わないということにして、とりあえず法的な身分が違ってしまったことは確かだ。
何がめでたいといって、労働三権をどうどうと行使できるのがすっきりする。いや公務員だって本来的には労働三権を行使したっていいんだが、この国のローカル・ルールでそれはダメだということになっていたので、まあ公務員を外れたことでそのへんはすっきりとした。労働三権が戻ると何がめでたいのか、じつは俺にもよくわからないのだが、シンボリックには、大学教員はまごうことなく労働者であるということになったのがすばらしい。
だいたい教授会があるのに何で組合が必要なんだという根本的な疑問が以前はあったりした。いやウニベルシタスという本屋があるが、universiteというのは、あれはそもそもがcorporationのことなんだから、universiteのほかにsyndicat(union)とかが同じ組織の中にあって面子が同じだったりすると、どういうことやねん、ということになる。おまえらが教授会で決めといて、組合が許さんって、誰が誰を許さんねん、というわけのわからんことになりがちだったのだが、もうそういうことはない。
まあ実質的には教授会は機能不全だったりしたせいで、組合が必要になるような瞬間もあったのだが、まあめでたいことに教授会が制度的にもかなーり伝達機関に近くなったので、その辺は大分すっきりした。
独法化の最大のメリットはじつはそこにあるんではないか。

これからは、理事会はしくじったら責任とらんとあかんからね。監査するひともオッケー出して問題発覚したらアウトだよ。隠居仕事だと思ってるとしたら相変わらずニブイにもほどがあるよね。

これはもうpoint of no returnを越えたんだよな。