入学式

今日は入学式。藤田さんに組合の委員長就任を引き受けてもらう。わりと快諾。なんとなく予想してたな。しかし結構マジなので怖いような気もするのだった。新井さんも副委員長快諾だし。みんなええ人や。
夕方からLes fondements philosophiques de la toleranceの続き。ようやくScott Mandelbrote, を読み終わる。
イングランドの宗教状況がよく飲み込めていないのでえらく時間がかかった。
いくつか覚え書き。

  • 17世紀後半からの政治闘争がイギリスにおいてもフランスにおいても、宗教紛争の原因となっている。
  • フランスに比べイギリスがより寛容というわけではなかった。むしろ宗教状況の複雑さが、そうした外見を生んだというべき。ただしそこで優先されているのは政治の論理(カソリックのジェイムズ二世は、アングリカン・チャーチとの対抗上、dissidentsら少数派を保護など)
  • 宗教的統一は、「公共の平和」の土台であるかぎりで推進。
  • 国旗への忠誠の表明の強制はほぼ同じ文脈にある。(とりわけ戦前の天皇が神格化されていたかぎりで)。イギリスの王家も国王にして宗教上の宗主。そしてバジョットらの国王〜象徴論が現在の象徴天皇制の基礎。

続けてConscience, serments et tolerance dans l'Angleterre du XVIIe siecleに