そろそろ世間も

落ち着いてきた頃だろうか。府立体育館のように残る施設あり、児童文学館のように事実上残らない施設ありと明暗わかれている。けれど、大阪の人はなんで、公共サーヴィスの水準が低下することにたいして、そんなに拍手喝采しているのだろうかがわからない。わからないというのは、いっぽうで無駄な道路を都会の税金で地方に作りやがって!といっている同じ口が、拍手喝采しているように見えるからなんだけどね。あの知事って、抵抗勢力なのかな。

税金というのはふつうに考えると、市町村が取ったり、府県がとったり、国が取ったりしているんだよね(明細とかまるで見ないのであんまりよくは知らない)。で、みんな一切合切あわせて、大阪府全体でどれくらいの税金が徴収されて、それにたいしてどれくらいの公共サーヴィスがリターンとしてあるんだろう。それはたとえば山口県長州藩だから手厚そうだよね)や島根県(竹下だから手厚そうだよね)とか京都府(まあ政令指定都市あるし、国の施設多いし、政治力ありそうだよねなんとなく)とかと比べるとどうなんでしょうね。もちろん市町村によって税金は違うので、おなじ府下でもたとえば箕面市大阪市で、市としてひとり頭の税金がどれだけで、どれだけの住民サーヴィスがあるのでしょうね。まあ病院とかはそれでも選べるけれど、義務教育は一般には選べないし、児童手当や医療費の補助は、否応なく違うよね。そうするとけっこう市町村で住民サーヴィス違っちゃうんだけど、大阪みたいな大都市圏で、そういう差があって、適切に市場メカニズム働くのかしら。なんかたまたまの歴史的な年齢構成形成の経緯がすごくものを言いそうな気がするんだけどね。近くにあるのが、府の病院だったりすると、来年の4月以降、あんましコントロールのできない事情で、サーヴィスが低下しちゃうところが出てくるような気もするね。

ええとね、なんかふと気がついてみるとさ、大阪の人、たとえば京都とか東京とかに比べてババ引いてない? なんか東京とか、やたら人口流入多いところは大変みたいだけど、でも総体としてはわりと手厚くなってるよね。義務教育とか。子供の医療費とか(いい悪いは別として)。ええと支払っている税金に見合ったサーヴィス低下なのかな。たとえば箕面のひととか(いや箕面に意味はないけどさ)。

ほんというとさ、関空開発の失敗がひどいんだけどさ。あれ、まあ公共事業だよね。たぶんさがんばった人いるんだよね。とかね、そういうこともまあ気にはなるけどね。いや、つい何年か前はさ。無駄な公共事業が政官財の三位一体でとか言ってたと思うんだけどさ(いまでもか)。あんまし、中身のこと言わないよね。政と財のとかね。まあこのへんはしかし言っても詮無いことのような気がするんだけどさ。いちおう正しく事情を理解しとかないとさ、モラル・ハザードって起きないかな。おれマル経しか知らないから詳しいことってよくわかんないんだけどさ。

京都から外国行くときさ、関空になってすごく便利になったよね。乗り換えなしで行けるからね。伊丹って不便だったんだけど。

きっと新聞なんかにはそういう詳しいことが載っているんだろうね。まあそういう大事な情報が読めないのだなあと思うとやっぱ新聞を取ったり、ニュースを見たりしたほうがいいのかな、とは思う。

それにしても非常勤の人件費まで同じようにカットするのは、流動性高いわけだからたちまち良くないんじゃないの。学校とか典型的だけど。