もう、死にそうにタイトルがもろヤンキー・テイスト(いや日本のヤンキーですよ)なので、ものすごく買うのが恥ずかしいのだが、授業の小ネタ用に

超・格差社会アメリカの真実

超・格差社会アメリカの真実

タイトルだけ読んだら普通の人はスルーするだろうが、読むと意外に面白い。たぶんそれは半径数百メートルの話のリアリティからくるのだろう。近い業種の企業とかに勤めていれば、まあ当然の話なのだろうが、こちらと地方都市のおんぼろ学校勤務なので、お上りさん気分で楽しめる。

それにしてもとりわけシリコンバレーは楽しそうだな。仕事中毒かつ有能な人間にとって、ある意味こんな面白い社会はないともいえる。もしまかり間違って成功しちゃえば、たぶんおれなら帰ってこれないだろうなあ。ときどき日本に帰ってきては、わーわー日本もああしないと負けると伝道する人がいるが、よく帰ってくる気になるなあと思う。やっぱ途中でしんどくなるのだろうか。なんか通用しなくなって日本で楽してるんだろうか。それともなんか別の利用価値を見いだしてるんだろうか。後者だったらまだいいけど、前者だったらやだなあ。二軍の練習場みたいじゃん。

バーバラ・エーレンライクのレーガン時代のエッセイなどをめくってみたりしたときに、この時代のアメリカは政治的かつ社会的にもひとつの転換点だったのだなあ、ということがわりと実感を伴って理解できるようになってきたのだが、あいだを埋めてゆくと面白いかもしれない。

この手の話は食傷気味だったのだが、たまたま手にとってながめていたら、そのままレジに。
雇用融解―これが新しい「日本型雇用」なのか

雇用融解―これが新しい「日本型雇用」なのか

まだ全部は読んではいないけれど、最初のところ、請負派遣のクリスタルについては、ちらちら断片的には見たり聞いたりしていたものの、あらためてまとめて読んで暗澹。偽装請負摘発後の話も併せて、しばし考え込む。まま、しばらくは通勤のお供とすることに。
Le?Ons De Tango

Le?Ons De Tango

今風タンゴとかが聞きたくなってGotan Projectの新譜でもないだろうか、と思って見ているうちに突き当たる。タイトルが、なんかどこかで見たことあるなあ、と思ったら、そうだ有名下着のメーカーだった。ジャケ買いではありません(キッパリ)。そういえばCherche-Midiの端っこのあたりを通るとついつい・・・はっ。ときどき聞くとタンゴはいいからですよ(どキッパリ)。

街中に堂々とこの会社の広告が貼ってあるのをみて、いい街だなあ、と思ったあの頃。

で、これと一緒に買う。
Inspiracion-Espiracion Remix

Inspiracion-Espiracion Remix