今日は

会議と試問。原案なしに素で会議を開くのは勘弁して欲しい。30分を過ぎたところで、試問があるからと二人退場。それをきっかけで会議終わる。すばらしい。議題は危険きわまりなく、さすがにここには書けないものであるのだが、ババを引くはずの人が気がついてないので放っておく。ああ、それでも地球は回る。神様ありがとう。

いよいよ大きなねずみが沈む船から逃げだそうとしている、と言う話が事務方にも広まりつつあるようだ。まだ一年も経ってないのになあ。いろいろなことが予想より早く進んでいる。やだなあ。

50分遅れで試問開始。はじめて会う学生。ふつう試問は30分くらいのようだが、いつも1時間ぐらいかかる。当然いやがられるので、じょじょに試問に駆り出される回数は減っていて、今は多かった頃の半分ぐらいになっている。そういや10年近くいるが、絶対副査を頼まない人もいるなあ。意地悪光線を出しているんだろうか。出してるかもしれんなあ。

1時間ぐらいやるとしかし、学生なりのこだわりの素に到達する。だいたいにおいて矛盾が発生している先に、そのこだわりの素がある。それを探り出して言語化するのが楽しい。なので試問自体は嫌いではない。産婆術とはかくのごとし、という気分になるからだろう。むろん試問の場なので、そこから先はなく、不毛きわまりないといえば不毛きわまりないのだが、可能性はすべての卒論に懐胎しておることが分かることがうれしいのだろうか。

おれ「nymarの本ができたよ。」
mayakov「なに、『なにわ純情日記〜明日はオイラの風が吹く』?」
おれ「似てるけど、ちょっと違う。」