パレスチナ

では首相が辞任の意向を表明し、ハマスに政権参加を促す、ってル・モンドで至急伝が打たれたけれど、そんな大変なことになっていたのね。我ながらなんかすごい呆けてたのに気がつく。シャロンは意識が戻らないようだし、周囲の情勢はなんか不安定極まりないようだし、どうなるのだろう。

あわてて記事をよく読んでいくと、ハマスが議会選挙で過半数を獲得して勝利したようだ。そもそもformer le prochain gouvernement と書いてあるから政権参加というより、むしろ獲得とすべきか。

ありゃー知らんかった。

どうやら出口調査ではハマスは躍進するものの第二党にとどまるとされていたようだ。それでアメリカが慌てていたようだが、それどころではなくなったわけか。しかも投票率が8割近くあるようだから原則的には文句のいいようがない。ハマス武装闘争を放棄しないと言っている、か。
他人事じゃないのにね。全然知らんかった。

と書いてふと横見るともじもじ君の日記が更新されてて、パレスチナ情勢に触れてた。僕は新聞もテレビも見れなかったから知らなかったのかと思ったが(徹夜で授業して爆睡したからホリエモンの逮捕も知らなかった)、日本ではどうやらシカトに近い状況だったようだ。id:mojimoji:20060126

だからといって知らんかったのが恥ずかしいことには変わりない。このところネットで新聞読めてなかったものな。せめてル・モンドぐらい目を通しとかんとやばいなあ。フランスの国内記事が目につくからついついチェックするのを忘れてしまう。ああいう新聞は国際欄が充実してるのだから、トップページが国際欄になるように工夫しとかんとあかんなあ。google Newsが正規にスタートしたから、それを利用しようか。

ライブドアの事件のかげで石油価格が上がってるみたいだから、やっぱ商人国家ならそういうことも押さえといた方がいいはずなんだろうがなあ、ほんとは。もうちょっとまじめにウォッチしよう。

ええことか悪いことか知らんけど、フランスにいるときはまともな大学教育受けた者なら知っとらんとあかん、というようなことがもうちょっとはっきりあったような感じがする。まあそういうスタンダードもずいぶん揺れてきているのだろうが、日本にいるとそういう感覚がどんどん希薄になってくることは確かだ。何が変わるかって言われるとそのへんはよう分からんのだが。べつにパレスチナ情勢に口出しできるわけではないし。まあしかし口出しできないのはライブドア問題もいっしょだし、明日の朝刊の小見出しにすら口出しはできない。できるのは、SOPにミカンをむいてあげることぐらいだ。ただまあよくは知らないがGDPが世界で二番目に大きいそうだからライブドアの半分ぐらいはパレスチナ情勢に、あるいはせめて中東問題としてのパレスチナ問題に関心があっても良さそうなもんだとは思う。ほんでまああんまし興味ないけど耳に入ってくる、というような感じでもええような気もするんやけどね。

あるいはそれは南大阪のような場所にいるからで東京のインテリ界とか高級メディア界ではそうなってんのかな。