なぜか

阪神が負けてほっとしている。どういう心境なのかよく分からないが。岡田をあまり好きではないからかもしれないが、それだけではない感じもする。大阪(関西?)全体がいまひとつ盛り上がっていない印象がある。前の優勝も、その前の優勝のときも、街中がどきどきわくわくする感じがあった。圧勝だった星野のときの優勝でも、そういう雰囲気はあった。
けど、今回そういう街の空気が帯電しているような、そういう気分はもうなかった。まだ中日と競っているときに、インタビューでおっさんがいやまた勝ってもうたら体がもたん、と答えていたが、わりあい正直な感想だったと思う。ただ、「体がもたない」から「勝たなくていい」なのかどうか。その理由付けはとりあえずのものだろう。
これはかなりの確信を持っていうのだが、例のなんとかファンドの問題でみんなが結構盛り上がったのは、盛り上がろうにも盛り上がれない代償行為だったような気がしてならない。しかし残念ながら村上なんとかさんでは力不足だったが。(それでホリエモンとか楽天のなんとかとか総出でプロ野球を盛り上げようとしているのだろうか。)彼らは無意識のうちに、プロ野球の危機を感じて何とかしようとしているのだろうか。

野球のほかに関西でもうひとつ「や」のつくガタイのいい人もうろちょろしているのはそのせいか。岡田ではだめだと。

あるいはぼくが年を取ってしまったからだろうか。単純にそれだけでもないような気もするのだけれど。