しかし

なかなか夏休みにならない。旧大学は教員養成系、新大学は工学部主導なのでどうしても教育重視になる。いや教育主導で悪いというのではないが、どうしても手をかけて育てるという方針が表に出てくる。しかし一方では文系も大学院重点の部局化を目指したがるので、この辺はあきらかに方針が矛盾している。一度にやった独法化と大学合併、さらに物理的なシステムも更新し、事務機構も大改革をやったから、なんというかスキゾフレニックなことこの上ない。どさくさに紛れて変なことをしようとする人もいるので、あちこちにあるほつれも放置するには若干危険なところなところも出てきた。

とはいえ自分自身も同じ間違いをやっているので他人を馬鹿だということもできない。いいろいろ業務を片づけながら、夏の間にやるべき仕事を整理したりしていると、どう考えても時間が足りない。なんというか戦線が四方八方に伸びており、すでに手におえなくなりつつある。もともとマルチタスク型の人間ではないので、結果的にはWindows 3.1よろしく疑似マルチタスクにしかなっておらず、たくさんウインドウが開いてはいてもじつは一番上の一枚以外は、止まったままである。ひとつ仕事がきりのいいところになったので、ウインドウを切り替えてもメモリが少ないばっかりに内容はハードディスクに退避されており、またこのハードディスクが遅いものだから、メモリに読み込まれ、なんとか内容を思い出すのを待つだけで数日が過ぎてしまう。CPUのせめてクロック数だけでも高いといいのだが、しかしこればっかりは製造元の設計の悪さを責め立てたところで、どうなるものでなし、すると残された手は仕事の整理しかないということになる。どのへんから切ってゆくべきか。とはいえウインドウを閉じるのもまた一苦労で、一時ファイルを整理したり、画面を書き換えたりするのを待っているだけで、茶の一杯も飲めようかという時間がかかる。それどころか、うっかりするとフリーズしてしまって全部の仕事が止まってしまうという本末転倒のリスクも考えないといけない……。

ということで採点再開。単純な処理なのだが、食わせるデータが膨大なので、いっこうに終わらない……。

あらIRA武装闘争の終結を宣言? ほんとに?