universite

というわけで

本当に久しぶりの休日。研究会や、友人たちと出した論文集の合評会など、地味な人生を送っているぼくにしては、珍しく土曜にいろいろなイベントが入っていたうえに、豚インフルのせいで日曜もつぶれ、今月はほとんど休みがない月だった。 特に大変だったのが…

SOPの

幼稚園は土曜日に終わったが、大学はまだまだ続く。なにかしら釈然としない。まあこういうことは往々にして上が言うからということが口実になりがちではあるのだが、どうもほんとうに文科省がうるさいらしい。授業日数を確保せよとのお達しが厳しく、厳しく…

Ouch!

土曜日はきしどんに非常勤に来てもらう。都市を通じて近代とは何なのかを考えてみようという趣旨のリレー講義の一回である。土曜の補講日にやったので、人が来るかと心配したが、思ったよりは来ていて、ああ、このひとたちが固定客なのかという確認もできた…

日常

来月は、豚インフルエンザのつじつま合わせをしないといけないのに加えて、あれこれと臨時の仕事が入って休みがないほど忙しい。いわゆる市民むけ講座というのを企画したので毎週司会したり、自分でも発表したりしないといけない。積み残しの仕事もあるし、…

2月が

終わってしまった。 二年続けての研究室の引っ越しもようやく終わったので、一瞬だけ開放感に浸ったもののしかし冷静に考えてみると失った時間は大きい。もっともこの時期は一年中で最も慌ただしい時期ではあるので、引っ越しがなかったところでどれほどのこ…

王様開放感に浸るの巻

とりあえず昨日をもって、最後の学年が終了。30になる年に働き始めて、ちょうど40になった年に最後の学年を送り出す。すこし心残りな気分もする一方、これいじょうだらだらやるとたぶん惰性になるなという予感もあったりして、ちょうどよい節目なのかなと思…

引っ越しは

えらく疲れる。心身ともに、というやつだ。ひとつには捨てるもの、残すものの判別をするのがわりと面倒なのと、ついつい読まなくていいものを読んでしまうということもある。なぜかフックについての論文を読んでしまったり、何をしているのだと我に返って、…

事務の人に先生はこの大学にずっとおるつもりですか、といわれてちょっととまどう。まあ冗談でぜひR大にとかは同僚としゃべっているが、本気かどうか、といわれると、本気だったらもっと論文書いているだろう。やはりその辺のことは、口で言うほど真剣には考…

そういえば

学生に取ったアンケートのなかに、この大学はやたらとアンケートをとりますが取りすぎだと思います、という至極真っ当な意見があった。なるほど、そうかもしれん。たしかにこっちにしてみればひとつの授業で一回二回とるだけだが、受ける側からすると、やた…

読み直したら

ひどく混乱していたので書き直すことに。 * ほんとうは労働契約法についてのべんきょうもしないといけないのだが、さすがに手が回らない。ネットを回ってはちらちらと覗いてみたりもするのだが、仕事に差し支えるのでなかなか本格的にはならない。そうこう…

祭典

はまだ続く。一定の割合で、これはクリアーカットな頭だと思う子がいる。ぼくには「切る」能力に欠けるところがあるから、なかには素直に感心するようなものもある。そのへんは分校の良くできる子とくらべて、いくらか肌合いの違う。こっちは見逃したところ…

祭典

は続く。毎度のことだが文章がすごいので速読できないのがつらい。それにしてもあんまり文章がひどいと、ある種の特殊技能をもっていればいいのだが、この子は大丈夫だろうかと心配になる。いままでいた分校と違って、本校は理系の子が多いのだけれど、技術…

ぼちぼち

と二週目突入。じぶんの仕事はサービス業だったということがじょじょに思い出される。 * nymarが親切に語彙研究の目録なんぞをもってきてくれる。かたじけない。 * 神戸に向かう途中、梅田でひさしぶりに本屋に入って新刊を買った。家族の痕跡―いちばん最…

ノート

ノートを取るという作法は、見て覚えたが、それを自覚的にノートだと思ってやるようになる以前から、結果的に同じことをやっていたのは、要するに外国語ができなかったので、レジュメを作ろうとすると大事な部分を日本語訳しないと、あとあと何やってるかわ…

今日は

会議の日。あさからあれやこれや。学科会議は相変わらず意味不明。ばかばかしいから本を読みながら、適当に茶々をいれる。この大学に着任して最初の仕事が、この学科で、新学部設置の事務書類作りだった。心ある人がエクセルで作れと言うのに、誰かが一太郎…

成果主義に

ついて、いろいろ考えてみると、大学というところではこの面についての改革は終わっているのではないかということだ。というのも職階(教授ー助教授ー講師ー助手)というものが存在し、それに併せて給料が決まっていて、かつその職階はなんらかの審査(その…

年度末

はいろいろと忙しい。師走というのは、いまやむしろこの時期である。が、忙しいといったって、なんというか強度も密度も低いのだが(論文書いたり授業の準備するのに比べれば、だが)、ぼやぼやしているうちに細切れな時間が過ぎてゆく。つまり全力疾走して…

採点したら

頭が切れてしまって、前書いてた文章の続きがなかなか書けなかった。そんなこんなしてるうちにきしどんかkら電話があったので、ここぞとばかりにむりやり話を聞かせる。 * 昨日のエントリ読んだら、国語力がどうだとか言ってるくせにひどい文章で、あんまり…

つらつら考えるに、国語

というのは筋が悪いような気がしてきた。一昨日の日記のことなのだが。むしろそれよりは(前にも書いたが)外国語のほうがいいのではないだろうか。ということは教養課程は般教なんかなしにしてしまって、文系は外国語ばっかりやってる状態したほうがいいと…

採点

は続く。前期は飛び抜けて厳しい評価だったらしいので、手をゆるめる。論理的に文章を書くのはむずかしいのだが、日常言語としてつじつまが合っていないと、採点は楽でいいのだが、うーん。いわゆる教養担当なのだが、もう学問ジャンルの名前のついたような…

テクストを

読んで分析すると、ついついディテールに目がゆくのだが、そのうちそれが膨大になってくると溜まってゆく個々のモジュールをつなげるのが面倒になってくる。ので、ついつい「われわれは・・・しなければならない」式の文章を後ろにくっつけてしまい、ふとそ…

クリシェあるいはイデオロギー

昨日の日記に書いたことは、 私のフィールドについて言えば、「どうして売春するの?」「お金がほしいから」といったコミュニケーションはマッチポンプ的定型のひとつであり、これ自身はいかなる情報ももたらさない。女子高生たちはそうした答えが期待されて…

今日は

会議と試問。原案なしに素で会議を開くのは勘弁して欲しい。30分を過ぎたところで、試問があるからと二人退場。それをきっかけで会議終わる。すばらしい。議題は危険きわまりなく、さすがにここには書けないものであるのだが、ババを引くはずの人が気がつ…

ということで

今年も何とか卒論提出。あと二学年(のはず)。 * 自分は書いたことのない卒論というものを他人に書かせてあれこれけちをつけるというのは変なものだ。毎年奇妙な感じがする。が、教育効果が高いことも確かなことなのだ。(きちんとやれれば。)毎年それな…

さてこれから

授業の準備。まだあと10時間もある。楽勝、楽勝。今週は金曜と土曜の両方がつぶれたのが痛かったな。 * しかし日本の大学のシステムで世界標準のことをしようとするとどうしても無理が出る。まあ教科書を粛々解説する類の授業にシフトしないと無理が出る。…

申し訳ありませんでした。

>首大のなかのひと http://blog.goo.ne.jp/sugi37/e/7552174c4993e4765b2d7af5151722a2 (via http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20051125) かつて、学長挨拶と知事挨拶を見て 「役人も少々手を入れろよ。」 http://d.hatena.ne.jp/yeuxqui/20050121#c11…

グーグル

プリントが作業を再開したようだ。 http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20090183,00.htm アマゾンやランダムハウスも事業化しているし、これ以上遅れるわけにはゆかないということだろう。ハーバードの図書館とか蔵書量がしゃれにならない…

本校

で授業。前期は学生も高校生気分が抜けないうえに、210人座れる教室に200人詰め込むという暴挙に及んでいたので毎回毎回がテンション上げとかないととても教室の秩序維持ができなかったのだが、後期はだだっ広い教室に登録50人弱で、さすがに一回生も大学に…

採点を

はじめたらいきなりネットでググってコピペにぶちあたる。立場の違う論者の話をつなぎ合わせているので(勉強してないから立場の違いがわからない)、本人が思っている以上に話のつじつまがあってない。けれどデスマスは統一してあったのでそのぶん5点と認定…

しかし

なかなか夏休みにならない。旧大学は教員養成系、新大学は工学部主導なのでどうしても教育重視になる。いや教育主導で悪いというのではないが、どうしても手をかけて育てるという方針が表に出てくる。しかし一方では文系も大学院重点の部局化を目指したがる…