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アリンスキーノート2

膨張する都市 世界中の豚肉はこの屠殺屋が手を下した 機械を組み立て、小麦を積み上げ 鉄道を乗り継いで、国中の貨物を引き寄せる 嵐のように、荒々しくも騒々しい 肩をそびやかすこの町カール・サンドバーグ『シカゴ詩集』1918 近代の、とりわけ工業都市の…

アリンスキー・ノート下書き1

バラク・オバマの困難 ……黒人コミュニティの組織化はまだ途方もない困難に直面している。多くのコミュニティでは自信が失われ、しかもそれには理由があるということがひとつ。シカゴは地域の組織化(コミュニティ・オーガナイジング)の発祥の地であり、かつ…

追記

現状Kindle Storeがどうなっているかをわかりやすく言うと、こと小説にかんしては、大阪や京都といった地方都市の洋書屋の棚に似てしまっているのがひどく辛い。東京の本屋と勝負すれば圧倒的に負けてしまっている。翻訳が出て、しばらく時間のたっているよ…

久しぶりに

学校の生協に行ったら、希望学のコーナーができていてびっくり。南大阪までくるとは、希望学、侮りがたし。希望学2 希望の再生作者: 東大社研,玄田有史,中村尚史出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2009/05/15メディア: 単行本 クリック: 13回この商品…

テンションがあがりつつあるせいか

少し気を抜くとついつい人をdisってしまうので気をつけないといけないのだが、先日ふとしたひょうしに、『10+1(ten plus one)』という雑誌の最終号がメタボリズムの特集だと知って、手に入れてみた。この『10+1』というのは昔出始めの頃に何冊か買ったりし…

追記の追記

そうそう、そういう意味では、ヤバい社会学作者: スディール・ヴェンカテッシュ,望月衛出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2009/01/16メディア: 単行本購入: 28人 クリック: 622回この商品を含むブログ (52件) を見るこれはよく食い込んでるよな。わか…

補遺

失われた民主主義―メンバーシップからマネージメントへ作者: シーダ・スコッチポル,河田潤一出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2007/09/20メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 47回この商品を含むブログ (24件) を見る* まああんまし問題はかわ…

南大阪の

マンダイ二階の平日のコインゲーム・コーナーはある意味こういう感じかもしれない。 ちがうか(軽井沢はまた違うんだろうな)。 * こういうのかな。Bowling Alone: The Collapse and Revival of American Community作者: Robert D. Putnam出版社/メーカー: …

とても

よい本。興味深く読んだ。われわれ(人文・社会科学系)はもはやデコレーションとポジショントークにいつまでもかかずりあっていてはならない、ということだろう。構造デザイン講義作者: 内藤廣出版社/メーカー: 王国社発売日: 2008/08/01メディア: 単行本購…

SOPの

幼稚園は土曜日に終わったが、大学はまだまだ続く。なにかしら釈然としない。まあこういうことは往々にして上が言うからということが口実になりがちではあるのだが、どうもほんとうに文科省がうるさいらしい。授業日数を確保せよとのお達しが厳しく、厳しく…

しかし

幸いなことに、新型インフルエンザはヤマト川をなかなか越えない。じつはとっくに越えているのかもしれないけれど、できればこのまま越えないで欲しい。そんなことありえないけど。しかし関西の人の流動は南北よりも東西の方がやはり大きいのだということは…

マンガ編

ようやくいちばんの修羅場は一段落したけれど、修羅場のあいだ一番お世話になるのは、いわゆる肩のこらないもの。僕の場合は、まずはマンガ。 ひさびさに読んでやはり絵がうまい、抜群に絵がうまいと感心したのが朝倉世界一のデボネア・ドライブ。デボネア・…

今年読んだ印象に残った本

たぶんぼちぼち書き足してゆくと思うのだけれど、五月雨式に * バラク・オバマ『マイ・ドリーム』 Barack Obama, Dreams from My Father マイ・ドリーム―バラク・オバマ自伝作者: バラク・オバマ,木内裕也,白倉三紀子出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日…

買った本

天牛で700円。寄ると買ってしまう。反省舌出し天使 (1958年)作者: 安岡章太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1958メディア: ? クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るたぶんずいぶんと色あせてしまっているのだけれど、装丁がいいなあ。箱入りなん…

読んだ本。

後期の課題本を探しに、久しぶりにリアル(まともな)本屋に(学生には大型店舗に行かねばならないとか言ってるわりに本人になかなかその暇がないというのもしかしこれはよくありませんな)。学生さんは往々にして本を読まない子が多いので、それならと、い…

そういえば

世界を不幸にするアメリカの戦争経済 イラク戦費3兆ドルの衝撃作者: ジョセフ・E・スティグリッツ,リンダ・ビルムズ,楡井浩一出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2008/05/17メディア: ハードカバー購入: 3人 クリック: 26回この商品を含むブログ (36件) を見…

またまた読んだ本

Orhan Pamuk, My Father's Suitcaseを読む。無論、トルコ語から英語への翻訳。帰りの電車の中で読み終わる。授業(基礎ゼミのようなもの)で使う本を物色していたときに、ふと目にとまり買ったもの。西梅田のジュンクは政治学・法学の横あたりに少しだけペイ…

すこしづつ本を読む余裕がでてきた。 熊谷守一『へたも絵のうち』日本経済新聞社, 1971 日経の私の履歴書をまとめたもの。谷川徹三の解説と年譜。やっぱり天牛でしばらく前に買ったもの。300円か500円か。 * アマゾンで見てみたら、平凡社ライブラリーに入…

すでになおしてしまっていた加湿器のフィルターをアマゾンで慌てて注文したついでに、本も一緒に注文。コーネルの箱作者: チャールズシミック,柴田元幸出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/12/05メディア: 単行本 クリック: 105回この商品を含むブログ (…

バルバラ異界

バルバラ異界を再読。たいした構想力だとあらためて感嘆。しばらく前にSOPが生まれて、孤独のなんたるかを知ったということを書いた。それは有り体に言うと子供は未来に生きているということだった。つまり現在の地平と未来の地平はおそらく直接にはつながっ…

漫画を買う。

スノウ ブラインド (モーニング KC)作者: すぎむらしんいち出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/09/22メディア: コミック購入: 5人 クリック: 22回この商品を含むブログ (14件) を見る東方見聞録―市中恋愛観察学講座作者: 岡崎京子出版社/メーカー: 小学館…

読んだ本。

ブルーザー・ブロディ 私の、知的反逆児作者: バーバラグーディシュ,ラリーマティシク,Barbara Goodish,Larry Matysik,田中雅子出版社/メーカー: 東邦出版発売日: 2008/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (29件) を見るこれは…

everybody needs somebody ?

引っ越しの準備をしないといけないのだが、ついつい南大阪の郊外型の本屋で目にしたので買ってしまう。戦争する脳―破局への病理 (平凡社新書)作者: 計見一雄出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2007/12/01メディア: 新書 クリック: 25回この商品を含むブログ (2…

Everybody Wanna Get Funky One More Time

こっそりと更新してみる。 ・年末。 何があったかあんまし覚えていない。オシムが倒れたのはこの頃だったろうか。とても悲しかった。mayakovはSOPにSVABO OSTANI(シュワーボ・オスターニと発音するのであったか)を教え込んでいた。じょじょにチームが変化…

ごぶさた日記

大奥 第3巻 (ジェッツコミックス)作者: よしながふみ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2007/12/20メディア: コミック購入: 7人 クリック: 113回この商品を含むブログ (317件) を見る* 2巻の最後のコマのト書きが、言わずもがなではないかという印象もあった…

その2

そういえば最近読んで記憶に残った本としてこの本があった。新装版 洗脳の楽園作者: 米本和広出版社/メーカー: 情報センター出版局発売日: 2007/09/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 16回この商品を含むブログ (10件) を見るいうまでもなくひとつの立…

家族三人で出かける。

部屋の掃除をしたあと、電車に乗り紅茶の専門店、ムジカで遅目の昼食。SOPにムジカに行こうと誘ったとき、どうやっていくのと聞くので、電車でと答えると、それはムジカ行きの電車?と聞くので深く考えずにそうだよと答えると、勢いよく飛び出した。けれど大…

日曜はA研

負の所得税とは 従来の正の所得税の体系では、課税最低限を設けることによって低所得層を保護しながら、最低限を超える所得に対しては累進税率が課されている。他方で、母子家庭の一部や身障者家庭など働き手のいない家族、および失業者家庭などいわゆる欠損…

魚喃キリコは

ていねいに書いてあるのがいいのだけれど、気分転換として読むにはしんどい場合があるので、たとえば『ハルチン』なんかよかろうと思って、買って読んでみた。これはまんま『るきさん』過ぎやしないか、と不安にはなったものだが、けれど『るきさん』とは決…

読んだ本。

*デメキング 完結版作者: いましろたかし出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2007/07/19メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 161回この商品を含むブログ (77件) を見るすばらしすぎて言葉を失う。なんというかやはり漫画は純文学「風」のものではなく(それ…