土曜は

研究会。SOPはやや落ち着いたが、主治医のところで定期的に見てもらう日であったのに加えて、mosaが発熱したので、それぞれ二手に分かれて医者の扉をたたく。そういうわけで一時間遅れで参加。あいかわらずの羊たちの饒舌。なんだか久しぶりに学問の話。

家に帰るとしかしmosaはちと熱が高い。SOPと違って病気に強い子であったのでやや油断していたが、珍しくしっかりといかにも病気ですという感じに。ママにしがみついて離れない。SOPは体力は回復したが、喘息はもう少しといった感じなので、家の中で遊ぶことにするが、家に閉じこめておくにはさすがに手強い。とつぜんSOPが「アレ、パパ昨日おもちゃ買ってくれるって言ったよね」と言い出す。そういえば土曜に医者に行ったときに、血液検査をするさい、泣かなかったらおもちゃを買ってあげると、うっかり言ってしまったことを思い出した。近くにアメリカの郊外型おもちゃ屋があるので医者の帰りに寄って帰る約束だったのだが、研究会に遅れていたので明日にお預けということにしていたのであった。
そういうわけでまあおもちゃ屋に行くぐらいはよかろうと、自転車で出かける。やはり気温の差には弱いので、外に出ると咳が出る。が、それほどしつこくはない。これならば月曜は幼稚園に行けそうだ。おもちゃ屋につくとSOPのほうからぼくの手を握る。最近では珍しい。顔を見るとほんとうに嬉しそうで、親冥利に尽きるというのか、ひどく幸せな気分。使わなくなった本能が間違って騒いでおるなあとは思うが、しかい間違っておろうが感情は直接的なのでそこに嘘はない。
ずいぶんと長い時間をかけてようやくトミカタウンのコンビニに決まる。家に帰るとまたすこし咳が出る。昼ご飯を食べたあと、鼻息も荒くトミカタウンにシールを貼って組み立てる。歪んではいるが自分で貼っている。もうぼくにシールを貼ってくれと頼むことはなくなった。組み上げてしまうと、いくらか興奮が冷めつつある。以前はぼくに作らせて、できあがったものにミニカーを置くことが最大の楽しみだったのだが、もう興味関心は別のところに移りつつある。いつのまにかそうなっている。
mosaは寝て起きて泣いて乳を咥えていた。mayakovは寝不足で目が赤い。

しかし9月の後半当たりから、家族が全員健康であったのは、たぶん数日だけだったような気もする。