名刺

iWorkの新しいのが試用可能だったので、ダウンロードしてインストールしてみる。いま持っているのは最初のバージョン。つまり前回のアップデートは見送った。Pagesというワープロが含まれているのだが、ワープロとしては癖があるうえに、MicrosoftのWord(これも前のバージョン)と比べて、とくに早く動くとか、大きなファイルでも安定しているわけでもなかったので、結局Wordをやめるには至らなかった。Wordはフランス語の綴りをチェックしてくれるのも大きい。ただ近ごろ授業で配るプリントをこのPagesで作ってみたところ、非常に綺麗なものができたので、チラシ制作ワープロとして使うようになっていた。
今回のバージョンを試してみると、大きなファイルを読ませてみてもあんがいと動きにもたつきが少ない。Wordよりは機能が少ないわけだから、当然そうあって然るべきであったわけだが。フランス語の単語を英語の単語と誤解して訂正しようとするのが、いまのところ玉に瑕。しかしそれを除くとなかなか具合がいい。別のところでこっちはWindows用だがWord2008を使ってみたところ、インターフェースが不可解で、ぼくはなにかMicrosoftに悪いことでもしたのだろうかという気にさせられた。いよいよ本格的に乗り換えてもいいかもしれない。

そういうわけですこしPagesを触っていたら、名刺のテンプレートがあったので戯れに作ってみるとなかなか具合がいいのができた。mayakovに言ってクリーム色の厚紙をもらい印刷する。A4の紙で10枚分印刷できるので、それをナイフを使って切り離していると、SOPがやって来て興味深そうに触ろうとする。駄目だといってももちろん言うことを聞かないので、SOPのも作ってあげるからと言うと、よほど嬉しかったのか珍しく素直に言うことを聞いた。どういうのがいい?というと、プロトケラトプスのついたのを作って欲しいとのこと。最近SOPは恐竜に凝っているのだ(わけもわからないまま、「はくあきまつきょうりゅうだいぜつめつ」とか「しんせいだいだいさんき」とか繰り返している)。
SOPが寝てから作り始めたが、やり始めると面白くなってしまい、ついつい興の乗るまま、名刺にメールアドレスを載せるために、わざわざアカウントまでとる始末。そういうわけで、やたらと手の込んだものを二種類作ってしまった。恐竜の横顔が薄く印刷されている上に青い字で名前や住所がかかれたものと、同じ図柄の恐竜を右下に配置した、比較的オーソドックスなもの。肩書きにひらがなで「きょうりゅうはかせ」と入れてあげた。しかしこういうことを手軽にやろうとするとMacはほんとうによくできている。
今日の朝、起きるやいなや、開口一番に恐竜の名刺は作ってくれた?と聞くのでテーブルの上に置いてあるよと答えると、めずらしくひとりで起きて食卓のある部屋まで探しに行った。ベッドの部屋に戻ってくると満面の笑み。
たまたま今日、mayakovの友人のA子ちゃん一家が陣中見舞いに来てくれたのだが、さっそくmayakovに習ったとおり、両手で名刺を渡していた。

いろいろと備忘と書いたわりには、すでに多くのことを忘れつつある。ぼちぼち遡っては書いてゆこう(と日記に書く)。

以前は恐竜は怖がっていたのだが、年末、mayakovと里帰りしているときに読んだ「エルマーのぼうけん」シリーズがきっかけだったのかもしれない。

エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)

エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)

エルマーとりゅう (世界傑作童話シリーズ)

エルマーとりゅう (世界傑作童話シリーズ)

エルマーと16ぴきのりゅう (世界傑作童話シリーズ)

エルマーと16ぴきのりゅう (世界傑作童話シリーズ)