ええと

児童文学館はずいぶんむかし(ハシモト以前)からいらない、いらないとはみごにされていたもので、そういう意味ではいよいよかなあという感じであった。はみごにされていたわりに、今まで残っていたのは、関係者ががんばったからというのもあろうし、そのむかし大阪府がちょうだいちょうだい大阪府にちょうだいといって手を挙げて作った施設だということもあると誰かに聞いた。まあそんなことをいえば大学だって、空港だって、そうなんだが。

でまあ、いらないとなってしまったわけだ。ほんとうにいらないのかどうか、そのへんはあらためて選挙民に聞いたわけではなかろうから、聞くと違う答えが返ってきそうな気もするけれど、まあ誰だって、残せるものはみんな残したかろう。残せるものなら残したいのだけれど、残せませんといっているわけで、それでも残しますか、という話になる。じっさいなんとかチームのつくったものを査定して、さらに復活したものもあって、そのなかにも入らなかった。
現知事の支持率が高いということは、政策パッケージそのものにたいする支持が非常に高いというふうに、まずはそう理解しないとしようがないよね。
そもそも、報道によれば(って見てないけど)大阪はやりたくても、できないのです。維持できないのです(と、いうことでしょう?)。天変地異のごとき深刻な財政状況なのですよ。

むろん文化財というものにたいする歴史的・世代的な責任というものはあるから、どうだろう、にちょうえんぐらい貯金があるとか聞くので東京都にもらってもらってはどうだろうか。漫画図書館などがあったりするので京都にもらってもらうという手もあろう。アクセス考えると関西在住の多くの人にとって、いまよりも便利になる可能性もある。が、財政状況がすばらしくよろしいわけでもなさそうなので、ここはひとつ、大学も多いし。研究者も多いし。出版社も多いし。利用度も上がるんじゃないでしょうか。このさい財政的主体がどこになってもいいわけですが、置いておく場所としては、杉並区あたり(漠然としたお金持ち風のイメージ)でどうでしょうか。いやステレオタイプですみません。しかしまあそのほうが世代的な責任は果たせるような気がしないでもない。

そういうわけなので、メンテナンスが費用が必要な文化事業はとりあえずあれこれ。

わりともうそういう問題だと思いますが。

まあタイガースもあるし。吉本もありますから。大丈夫ですよ。こっちは。テレビもあるし。

いや、まじで。こういうたぐいのものは散逸したりした場合はいうまでもなく、手入れを怠ったりしても、とたんに駄目になりますから。ええと東京の皆さんどうですか。ここはひとつ国民的ななんかを担う男気&女気を出していただいて。