SOP
の風邪はいまのところあまり深刻にならずにたんなる風邪のまま推移している。去年は風邪即入院というか、必死で看病しても喉が腫れ、どんどん気道が細くなって、ついには入院という例を繰り返したので、それからみると風邪がみるみる悪化してゆかないだけで十分幸せである。数日前は熱を測ったら38度ぐらいあったのだが、こちらも慣れてしまい、あっそう、という感じだった。それはそれでよくないんだろうが。
やはり疲れているのだろうか、今日は午前中に昼寝をしていた。起きてからは目に見えて元気になったような気がする。喉からはぜいぜいと音はするが、自分で咳をして痰を切れるようになった。夕飯はすごい食欲で珍しくご飯のお代わりをした。おなかがいっぱいになったせいだろうか、あるいは昼寝が足りなかったのか、風呂に入る頃にはすでに十分眠くなっていて、風呂からあがったあと、いつもはミルクを飲まないと寝ないのに、今日はパジャマを着せている途中で眠ってしまった。
明日あたり直ってくれないだろうか。mayakovも喉の痛みはおさまったようだ。やれやれ。
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と思ったら、少しねずみの喉が痛い、ような気もするのだが気のせいだろう。
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というわけでみなさまあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
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昨年にはDさんからこんな本
- 作者: エドゥアルド=クロッペンシュタイン,鈴木貞美
- 出版社/メーカー: 勉誠出版
- 発売日: 2005/11/15
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論文の中で戦前と戦後の連続説を唱える三人の論者があげられており、それぞれ、官僚支配の継続としての戦前戦後連続性をみる辻清明、戦中の戦時動員体制の発展として敗戦後の日本型システムをみる野口悠紀雄、その図式を20世紀の世界史の文脈(近代化)に置き直した山之内靖、といった分類になる。で、辻はそこから「民主化」を、野口は「自由化」あるいは政治(政党?)改革と規制緩和を処方箋として提示するが、そのような単純な処方箋を許さない山之内にあっては、むしろ脱政治(むろん法によって制度化された意味での)的な運動というラディカリズムへの誘いが帰結されることになる。これは端的に言うと、あらゆる(市民〜社会)運動が、結局は資本投資と(経済)成長という一元化された方向に回収されてしまう運動として近代をみる史観でもあるのだが、それにたいして筆者は近代化のもう一つの可能性を丸山の中に見いだす。前近代と近代の原理をひとまず、身分や職業が優位に立つ古典的な「である」の論理と、プロセスや運動の優位としての「する」論理によって象徴させ、確かに後者が民主主義や発展の動力になることを認める。一見すると丸山のこの整理は、「封建主義は親の敵でござる」というしばしばマルクス主義の文脈で表現されてきた近代化論(封建的遺制の批判)の立場に与しているかのようにみえるが、それほど単純ではなく、むしろ丸山は明治以降の日本にあってはしばしば、「する」の論理をあまりにも貫徹させようとしすぎる、単純化して言えば「伝統」や「歴史」などの(大文字の)「価値」の領域にまで貫徹させようとする傾向を日本人が持っていることを同時に懸念していることに注意を促す。
すなわち、近代的な「する」論理・価値は、本来それがなじまないような領域にまで浸透し、「効用と能率原理」によって、そうした領域の「である」論理・価値を植民地化してしまう。そして「する」論理・価値が本来的になじまない領域とは、「文化」と「教養」の領域にほかならない。(丸山)
「現代日本の知的世界に切実に不足」しているのは、むしろこの領域に生息するはずの「ラディカルな精神的貴族主義」であって、もちろん戦後の民主主義社会においてそれは、「ラディカルな民主主義と内面的に結びつくべきもの」とされてはいるのだが、しかし原理上、この二つの世界を別のものとして対峙させるという選択を行った丸山を筆者は肯定的に引用している。そしてそれは
「する」論理・価値が暴走する「システム社会」においても、「文化の領域」において「である」」論理・価値を守り、それを批判的思考の起点すること。
という提言に要約されうるであろう。
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(つづく)
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正月に読んだ本。
- 作者: 上山安敏
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/07/22
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今読んでいる本
- 作者: 渡邊一民
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平岡篤頼『パリふたたび』小沢書店, 1973。
SOPをかまいながら読む本に。これも天牛。
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最近買った本
- 作者: 齋藤純一
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- 作者: 木村涼子,木村涼子
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