essai
京都ではあるフランス人研究者の60年代の私史。発表は、soif乾き、飢えという言葉から始まり、styleスタイルという概念で終わる。もちろん彼我の差は歴然としているのだが、スペイン国境にほど近い町から10代の終わりにパリに出てきた少年であった自分を振…
ロックについて授業をして、戸惑ったのは、学生の持っている奇妙なとしかいえない「哲学」にたいするイメージだった。たしかにある種の「哲学者」にその責任の一端はないとはいえないのだが、現実にはある制度上の枠組みに過ぎない、日本語で「哲学」と呼ば…
ゼミで。社会化という言葉をめぐって どうしても保険と貯金の区別ができない。せっせと自分の未来のために貯めるのが貯金でこれは「自己責任」のお話しになる。アリとキリギリス。事故にあったり、病気になったり、冬になったら、せっせと貯めたじぶんの財産…
ううん。上で言ったことは推論が逆かもしれんな。日本から考えた方がいいな。どうして日本だと(あるいはアジアのいくつかの国では)あれほど同じような姿形をした人間が大量に街に存在しているのか。雑誌やテレビを見て、ああ、あんな格好をしたい、という…
サッカーの中田は孤高のひとで、かつては街でプチ中田みたいな若者を結構見かけたものだが、いまやもうそんな中途半端なやつには手の届かないところに行ってしまった。高みなのか、なんなんだかわからないけれど、とにかくおいそれと真似できない。当初はい…
神戸の帰りにToiに寄って、No Control Airを見る。かっこいいなあ。intelligentだよなあ。非凡なものを見るのはそれだけで幸せな気分になる。建築をまなんだ二人が作っていて、見るたびに服ってこういうものだったのかと驚く。 *** 「趣味」というのがあ…